20世紀に入った1901年には『聖ビルギッタの巡礼(Heliga Birgittas pilgrimsfärd)』を著し、1908年には『スウェーデン民族とその指導者(Svenskarna och deras hövdingar)』を著すなど文筆活動は衰えていなかった。1912年にスウェーデン・アカデミーの会員に選出された。1915年に人間が孤独からより高い人間性を獲得するという哲学的なテーマを扱った詩『新詩集 (ヘイデンスタム)(スウェーデン語版)』を著し、翌年の1916年には「我々の文学における新時代を率先的に代表する者としての重要性を認めて」と言う業績により『ニルスのふしぎな旅』の著者として知られるセルマ・ラーゲルレーヴに次いでスウェーデン人二人目となるノーベル文学賞を受賞した。1932年にはゲーテ・メダル(ドイツ語版)を受賞したが、1940年5月20日に亡くなるまで目立った文筆活動は無く、エーブラリド(スウェーデン語版)で満80歳の生涯を終えた。
著名な作品
1888年、詩集『巡礼と放浪の歳月(Vallfart och vandringsår)』
1889年、『エンデュミオン(Endymion)』
1889年、評論『ルネッサンス(Renässans)』
1890年、『Pepitas bröllop』
1892年、自伝的小説『ハンス・アリエーヌス(Hans Alienus)』
1895年、『詩(Dikter)』
1897年、『カロリネルナ(Karolinerna)』
1901年、『聖ビルギッタの巡礼(Heliga Birgittas pilgrimsfärd)』
1905年、『Folkungaträdet – Folke Filbyter』
1907年、『Folkungaträdet – Bjälboarvet』
1908年、『スウェーデン民族とその指導者(Svenskarna och deras hövdingar)』