『ラリーのミッドライフ★クライシス』(原題:Curb Your Enthusiasm)は、アメリカ合衆国のシットコムシリーズ。HBOで2000年10月15日から放送されている。主演および脚本はラリー・デヴィッド。2021年までに11シーズンが製作され、多くの有名人がゲスト出演している[1]。
ラリーが自らの体験を織り込んで作ったストーリーラインをもとに、基本的には出演者の即興芝居で構成される。これは作品をドキュメンタリー風に見せたいという製作意図によるもので、撮影においてもスタジオカメラではなく肩乗せカメラが使われている。
2023年3月26日、HBOはシーズン12で終了する事を発表した。
日本での放送等
スーパーチャンネル(現・スーパー!ドラマTV)で2005年からシーズン1からシーズン8まで放送していた。セリフの中には暴言や性的な言葉が含まれていることがあるが、全てそのまま放送されている(開始前に「制作側を尊重してオリジナルのまま放送します」といった画面が表示される)。
また、Amazonプライムビデオが、2019年から、既放送分シーズン1からシーズン8分までを配信を行っている。
2022年2月には、HBOの番組を多数配信開始したU-NEXTにて、シーズン9~シーズン10分をスキップして、最新シーズンとなるシーズン11の配信が開始された。(スキップしたシーズンは、2023年から、配信されるようになった)、
登場人物
レギュラー
- ラリー・デヴィッド(本人役)
- アメリカで大ヒットしたコメディシリーズ『となりのサインフェルド』の共同製作者。細かいことにこだわり、思ったことを口に出さずにいられない。その性格が災いし、毎回様々なトラブルを引き起こす。
- 愛車はトヨタ・プリウス
- シェリル・デイヴィッド - 演:シェリル・ハインズ
- 元女優で、ラリーの妻。ラリーの言動に振り回されながらも、長年にわたって彼の理解者であり続けている。シーズン6で離婚するが、シーズン7で復縁する。
- シーズン8でまた破局。
- ジェフ・グリーン - 演:ジェフ・ガーリン
- ラリーのエージェントで友人。スージーに頭が上がらない。サミーという娘がいる。家族には優しいが、浮気性でもある。
- スージー・グリーン - 演:スージー・エスマン
- ジェフの妻。物凄い勢いでラリーやジェフを罵倒することが多い。
- リチャード・ルイス(本人役)
- ラリーの友人のコメディアン。シーズンごとに新しい恋人ができるが、必ずラリーと衝突するため長続きしない。
- マーティ・ファンクハウザー - 演:ボブ・アインスタイン
- ラリーの旧友だが、口論になることが多い。父、母、娘、妹など、家族に絡むことでもラリーとよくトラブルになる。しゃがれ声の持ち主。
- テッド・ダンソン(本人役)
- ラリーの友人。
- メアリー・スティーンバージェン(本人役)
- ラリーの友人。
- ワンダ - 演:ワンダ・サイクス
- シェリルの友人。
- ナット・デイヴィッド - 演:シェリー・バーマン
- ラリーの父。
- レオン・ブラック - 演:J・B・スムーヴ
- ラリーのガールフレンドのロレッタ・ブラックの弟。ラリーの家の居候となる。
ゲスト
- キャラクターが誇張されてはいるが、基本的に本人役
エピソード
テーマ曲
テーマソング「frolic」は、1974年のイタリア映画「愛のほほえみ」(LA BELLISSIMA ESTATE)で、登場人物レッド・バロンのテーマとして、ルチアーノ・ミケリーニが作曲したものだった[2]。
脚注
外部リンク