ラフ族(中国語:拉祜族;ピンイン: Lāhùzú;彼ら自身の呼び方: Ladhulsi、Kawzhawd;ベトナム語: Người La Hủ / 𠊛羅詡)は、東南アジアに暮らす少数民族グループのひとつ。
「ラフ」とは、火で虎(ラ)を焼く(フ)という意味[1]。
中華人民共和国の公式に認定されている56の少数民族のうちのひとつで、雲南省に45万人が暮らすと言われている。ミャンマーに15万人暮らす。タイには10万人が暮らし、6ある山岳民族のうちのひとつである。ラオスに1万人。ベトナムでは12,113人が暮らし、54の民族グループのうちのひとつ[2]。
従前、焼畑農業を基軸とした生活を続けてきたが、なかには定置型農業を学ぶものも出ている。独自の民族色を保ちながら次世代に定置農業を教えようとする者もおり、独自の農業学校なども生まれている。一方で、農業自体から離れタイの都市部に出て働くラフ族も多い。
言語的には、ロロ諸語のひとつであるラフ語を話す。ラフ語の基本構文は日本語と同じくSOV型をとり、文法や発音が容易なため、山岳民族間のリングワ・フランカの様相を呈している。
中国の自治地方
自治県
民族地方
関連項目
脚注
- ^ 張麗花・高明 編『中国雲南省少数民族民話選 木霊の精になったアシマ 』冨山房インターナショナル、2019年、7頁。
- ^ “TDT Dan so 2019.pdf”. Google Docs. 2020年7月6日閲覧。
外部リンク
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