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この項目では、ザ・フーの楽曲について説明しています。日本のアニメ制作会社については「マジックバス」をご覧ください。 |
「マジック・バス」(Magic Bus)は、イギリスのロックバンド、ザ・フーの楽曲。1968年にシングルリリースされた[6]。作詞・作曲はピート・タウンゼント。オリジナルアルバム未収録曲。
解説
タウンゼントは「この曲は「マイ・ジェネレーション」と同じ頃に書いたものだ」と説明している[7]。ザ・フーによって発表される前に、デッカ・レコードに所属するプティング(The Pudding)[8]というバンドに提供されて1967年4月に発表された[9][10]。
ボー・ディドリー風のリズムを取り入れた曲で[11]、タウンゼントは「ザ・フーの曲の中で、演奏していて一番楽しい」と語っているが[7]、ジョン・エントウィッスルはベースのパートが単調なので大嫌いだったという[11]。ジェス・ローデン(英語版)がコーラスで参加している[2]。イギリスでは最高位26位と、25位を記録した前作「ドッグス(英語版)」を下回る結果に終わった。一方、アメリカでの最高位は25位だった。
即興演奏的要素が強いためか、コンサートでは頻繁に取り上げられ、時には10分を越える長尺の演奏になった[注釈 1]。ライブ・アルバム『ライヴ・アット・リーズ』に収録されている1970年のリーズ大学での公演でも7分超の演奏が展開された。
別バージョン
本曲にはオリジナルを含めて、以下の5つのバージョンが存在する[12]。
- オリジナル・バージョン。モノラル・ミックス。演奏時間は約3分20秒。
映画『キッズ・アー・オールライト』
1968年10月7日、本曲の演奏を模したリップシンクのモノクロ映像が、当時西ドイツのブレーメンにあったダス・エルステのテレビ番組『ビート・クラブ(英語版)』のスタジオで撮影され、10月12日と11月16日に放送された。この映像の一部がドキュメンタリー映画『キッズ・アー・オールライト』(1979年)[注釈 3]に収録され、本曲もアルバム『キッズ・アー・オールライト (サウンドトラック)』に収録された。
脚注
注釈
出典
引用文献
- Neill, Andy; Kent, Matt (2007). Anyway Anyhow Anywhere: The Complete Chronicle of The Who 1958-1978. London: Virgin Books. ISBN 978-0-7535-1217-3
参考文献