Leeds School of Medicine(1831年創立)とYorkshire College of Science(1874年創立)が起源。これらの教育機関は、地域の科学教育(特に医学と織物業)の要請に基づき設立された。当時、北部諸都市の大学設立にあたっては、国教会派の貴族、紳士階級のためだけに存在するオックスフォード大学とケンブリッジ大学の排他性に挑戦するという共通の方針がみられ、リーズ大学の起源もこの例に洩れない。両校は1884年に合併後、1887年にビクトリア大学連合(英語版)の一部となっていたが、マンチェスター大学、リバプール大学が都市大学として独立すると、同様に1904年、エドワード7世に設立認可を与えられ、リーズ大学として独立した。2001年8月には、ブレトン・ホール・カレッジを吸収合併した。
ラッセル・グループの一員でもあるリーズ大学は、特に人文科学系に強く、QS・THEの両方の世界ランキングで概ね60位代にランクしている。世界大学学術ランキングにおいて交通工学分野が4位に評価されたり、QS世界ランキング2021の科目別ではEarth and Marine Sciences(地球海洋科学)が世界14位にランクしているほか、ビジネス・マネジメント分野が世界トップ100入りを果たしているなど、研究力のある大学として知られる。リーズ大学は英国のAI・データサイエンス研究機関である英国アラン・チューリング研究所(英語版)の構成機関の一つである。