『ブルー・マター』(Blue Matter)は、アメリカ合衆国のジャズ・ギタリスト、ジョン・スコフィールドが1986年に録音・1987年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
スコフィールドはマイルス・デイヴィス・グループ脱退後に自身のリーダー・バンドを結成し、当初はリッキー・セバスチャンがドラムスを担当していたが、ベーシストのゲイリー・グレインジャーの紹介によりデニス・チェンバースを迎えた[2]。なお、普段チェンバースはバスドラムをツイン・ペダルで演奏していたが、本作のレコーディングではツイン・ペダルを持ってくるのを忘れ、シングル・ペダルを使用した[2]。収録曲のうち3曲では、ハイラム・ブロックがリズムギターを担当した[3][4]。
収録曲「ヘヴン・ヒル」は、スコフィールドが好んでいたバーボンのブランドに由来している[3]。
反響・評価
『ビルボード』のコンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートでは6位に達した[5]。スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「純粋主義のジャズ・ファン向きではなく、そうした人々は少し後にブルーノートからリリースされた諸作を聴くべきだが、ギター・フリークの興味は引きつけられるだろう」と評している[4]。
トラック・リスト
全曲ともジョン・スコフィールド作曲。
# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | 時間 |
---|
1. | 「ブルー・マター - Blue Matter」 | | | |
2. | 「トリム - Trim」 | | | |
3. | 「ヘヴン・ヒル - Heaven Hill」 | | | |
4. | 「ソー・ユー・セイ - So You Say」 | | | |
5. | 「ナウ・シーズ・ブロンド - Now She's Blonde」 | | | |
6. | 「メイク・ミー - Make Me」 | | | |
7. | 「ザ・ナグ - The Nag」 | | | |
8. | 「タイム・マーチズ・オン - Time Marches On」 | | | |
パーソネル
脚注
外部リンク
|
---|
スタジオ・アルバム | |
---|
ライヴ・アルバム |
- ライヴ
- シノーラ
- アウト・ライク・ア・ナイト
- ピック・ヒッツ・ライヴ
- Scorched
- アンルート
- Saudades (トリオ・ビヨンド名義)
|
---|
コンピレーション・アルバム | |
---|
関連項目 | |
---|