『グルーヴ・イレーション』(Groove Elation)は、アメリカ合衆国のジャズ・ギタリスト、ジョン・スコフィールドが1995年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
スコフィールドは本作を最後として、1989年より続いてきたブルーノート・レコードとの契約が完了し[2]、本作リリース後にはヴァーヴ・レコードへ移籍した。前スタジオ・アルバム『ハンド・ジャイヴ』(1994年発売)と並び、スコフィールドのブルーノート時代の作品としては、特にファンク色の強いアルバムとみなされている[3]。また、スコフィールドのリーダー・アルバムとしては初めて本格的なホーン・セクションが起用されており、4人の管楽器奏者はいずれも、ソロを演奏せずアンサンブルに専念した[2]。
反響・評価
アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで21位を記録した[4]。スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「かなりブルース色が強く、時にはバップ的かつレイドバックしており、1960年代のジミー・スミスやリチャード・グルーヴ・ホルムズを思わせるサウンド」と評している[5]。
トラック・リスト
全曲ともジョン・スコフィールド作曲。
# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | 時間 |
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1. | 「レイジー - Lazy」 | | | |
2. | 「ペキュリアー - Peculiar」 | | | |
3. | 「レット・ザ・キャット・アウト - Let the Cat Out」 | | | |
4. | 「KOOL - Kool」 | | | |
5. | 「オールド・ソウル - Old Soul」 | | | |
6. | 「グルーヴ・イレーション - Groove Elation」 | | | |
7. | 「カルロス - Carlos」 | | | |
8. | 「ソフト・シュー - Soft Shoe」 | | | |
9. | 「レット・イット・シャイン - Let It Shine」 | | | |
10. | 「ビッグトップ - Bigtop」 | | | |
パーソネル
脚注・出典
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スタジオ・アルバム | |
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ライヴ・アルバム |
- ライヴ
- シノーラ
- アウト・ライク・ア・ナイト
- ピック・ヒッツ・ライヴ
- Scorched
- アンルート
- Saudades (トリオ・ビヨンド名義)
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コンピレーション・アルバム | |
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関連項目 | |
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