ビューティフル・イーディス

『ビューティフル・イーディス』
ローランド・カークスタジオ・アルバム
リリース
録音 1967年5月2日 ニュージャージー州 ヴァン・ゲルダー・スタジオ[1]
ジャンル ジャズ
時間
レーベル ヴァーヴ・レコード
プロデュース クリード・テイラー
専門評論家によるレビュー
ローランド・カーク アルバム 年表
ヒア・カムズ・ザ・ホイッスルマン
(1967年)
ビューティフル・イーディス
(1967年)
溢れ出る涙
(1968年)
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ビューティフル・イーディス[注釈 1]』(原題:Now Please Don't You Cry, Beautiful Edith)は、アメリカ合衆国ジャズ・ミュージシャン、ローランド・カーク1967年ヴァーヴ・レコードから発表したスタジオ・アルバム

解説

アトランティック・レコードと正式に専属契約を結ぶ前の作品で、カークのリーダー・アルバムとしては唯一、ヴァーヴ・レコードにより制作された[2][3]。「アルフィー」はバート・バカラックハル・デヴィッドが共作した曲のカヴァーだが、エンディング近くにはソニー・ロリンズが作曲した同名異曲のメロディも登場する[2]。「ナウ・プリーズ・ドント・ユー・クライ、ビューティフル・イーディス」は、カークの当時の妻イーディスに捧げられた曲である[4]

Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「カークのグルーヴ・サイドの出発点」「聴き手に『ブラックナス』や『ブギ・ウギ・ストリング・アロング・フォー・リアル』といったアルバムを探求させる手がかりとなり、あらゆる面において、これら2枚のアルバムと同等の価値がある」と評している[5]

リイシュー

1990年にエマーシー・レコードから発売された再発CDは、1965年のアルバム『リップ、リグ&パニック』との2 in 1であった[6]。2004年には、日本のユニバーサルミュージックにより単体での世界初CD化(この時の邦題は『ビューティフル・エディス』)を果たした[7]

収録曲

特記なき楽曲はローランド・カーク作。

  1. ブルー・ロル - "Blue Rol" - 6:11
  2. アルフィー - "Alfie" (Burt Bacharach, Hal David) - 2:54
  3. ホワイ・ドント・ゼイ・ノウ - "Why Don't They Know?" - 2:56
  4. シルヴァーライゼーション - "Silverlization" - 5:01
  5. フォール・アウト - "Fall Out" - 3:03
  6. ナウ・プリーズ・ドント・ユー・クライ、ビューティフル・イーディス - "Now Please Don't You Cry, Beautiful Edith" - 4:25
  7. ストンピン・グラウンド - "Stompin' Ground" - 4:48
  8. イッツ・ア・グランド・ナイト・フォー・スウィンギング - "It's a Grand Night for Swinging" (Billy Taylor) - 3:09

参加ミュージシャン

脚注

注釈

  1. ^ 2012年再発CD (UCCU-9950)の表記に準拠。2004年再発CD (UCCV-9196)の帯では『ビューティフル・エディス』と表記されていた。

出典

  1. ^ Roland Kirk Discography”. Jazz Discography Project. 2017年9月27日閲覧。
  2. ^ a b 2012年再発CD (UCCU-9950)ライナーノーツ(原田和典、2012年3月)
  3. ^ Roland Kirk”. Mosaic Records. 2017年9月27日閲覧。
  4. ^ Hovan, C. Andrew (2014年6月10日). “Rahsaan Roland Kirk: Roland Kirk: The Limelight/Verve Albums”. All About Jazz. 2017年9月27日閲覧。
  5. ^ Jurek, Thom. “Now Please Don't You Cry, Beautiful Edith”. AllMusic. 2017年9月27日閲覧。
  6. ^ Roland Kirk - Rip, Rig & Panic / Now Please Don't You Cry, Beautiful Edith (CD) at Discogs
  7. ^ ローランド・カーク/ビューティフル・エディス (紙ジャケット仕様) (限定)”. CDJournal. 音楽出版社. 2017年9月27日閲覧。

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