『オー・ヤー』(原題:Oh Yeah)は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、チャールズ・ミンガスが1961年に録音し、1962年にアトランティック・レコードから発表したスタジオ・アルバム。
解説
ミンガスは本来ベーシストだが、本作ではピアノとボーカルを担当し、ベース・パートはダグ・ワトキンス(英語版)に任せた[3]。本作に参加したローランド・カークは、数か月ミンガスのバンドに所属しており[3]、本作の大部分の曲でサクソフォーン・ソロを担当したが、「デヴィル・ウーマン」のセカンド・ソロと「ワム・バム・サンキュー・マム」のソロはブッカー・アーヴィンによる[1]。本作は1961年11月9日のセッションで録音されており、当時アウトテイクとなった「"Old" Blues for Walt's Torin」、「Peggy's Blue Skylight」、「Invisible Lady」は、後にアルバム『トゥナイト・アット・ヌーン』で発表され[2]、これら3曲は本作の1999年リマスターCDにもボーナス・トラックとして収録された[1]。
スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「ミンガスは常に、曲名やアレンジを通じて型破りなユーモアのセンスを披露してきたが、特に『オー・ヤー』には、徹底的に捻くれた場面が多い。それは、ミンガスによる自由奔放なヴォーカリーズだけでなく、無軌道な天才ローランド・カークの参加によるところも大きい」「恐らくミンガスの中でも特に風変わりなアルバムであり、実に力強い」と評している[3]。
収録曲
全曲ともチャールズ・ミンガス作。
- ホッグ・コーリン・ブルース - "Hog Callin' Blues" - 7:28
- デヴィル・ウーマン - "Devil Woman" - 9:43
- ワム・バム・サンキュー・マム - "Wham Bam Thank You Ma'am" - 4:47
- イクルージアスティックス - "Ecclusiastics" - 6:59
- 神よ原子爆弾を降らせ給うな - "Oh Lord Don't Let Them Drop That Atomic Bomb on Me" - 5:43
- イート・ザット・チキン - "Eat That Chicken" - 4:41
- パッションズ・オブ・ア・マン - "Passions of a Man" - 5:03
1999年リマスターCDボーナス・トラック
- ""Old" Blues for Walt's Torin" - 7:58
- "Peggy's Blue Skylight" - 9:49
- "Invisible Lady" - 4:48
参加ミュージシャン
脚注
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スタジオ・アルバム | |
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ライヴ・アルバム | |
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サイドマンとしての参加作品 | |
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