カークズ・ワーク

『カークズ・ワーク』
ローランド・カーク・ウィズ・ジャック・マクダフスタジオ・アルバム
リリース
録音 1961年7月11日 ニュージャージー州 ヴァン・ゲルダー・スタジオ[1]
ジャンル ジャズ
時間
レーベル プレスティッジ・レコード
プロデュース エズモンド・エドワーズ
専門評論家によるレビュー
ローランド・カーク アルバム 年表
イントロデューシング・ローランド・カーク
(1960年)
カークズ・ワーク
(1961年)
ウィ・フリー・キングス
(1961年)
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カークズ・ワーク[注釈 1]』(Kirk's Work)は、アメリカ合衆国ジャズ・ミュージシャン、ローランド・カークジャック・マクダフと連名で1961年プレスティッジ・レコードから発表したスタジオ・アルバム

解説

カークのリーダー・アルバムとしては唯一、プレスティッジ・レコードで録音された[1]。ただし、カークは1968年にも、ジャッキー・バイアードのリーダー・アルバム『ザ・ジャッキー・バイアード・エクスペリエンス』のサイドマンとしてプレスティッジに録音を残している[1]

Lindsay Planerはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「必ずしも彼のカタログの中で最良ではないにせよ、初期のソウルフルなラサーン・ローランド・カークを記録した試金石と言えるアルバム」と評している[2]。また、トロイ・コリンズはAll About Jazzにおいて5点満点中4.5点を付け「彼が循環呼吸の名人となるのは、もう何年か後の話だが、2本、或いは3本のサクソフォーンを同時に吹く技量は、この時点で既に明確になっている」「ジャック・マクダフによる脂っこく土臭いオルガンは、このセッションに軽快な感性、お祝い気分、楽観主義を植え付けた」と評している[3]

リイシュー

1967年の再発LPは『Funk Underneath』と改題されており、ジャケットも変更された[4]。また、2007年に発売された本作の再発CDは、オリジナル・レコーディングにも携わったルディ・ヴァン・ゲルダーによりリマスターされている[5]

収録曲

特記なき楽曲はローランド・カーク作。

  1. スリー・フォー・ディジー - "Three for Dizzy" - 5:14
  2. メイキン・ウーピー - "Makin' Whoopee" (Walter Donaldson, Gus Kahn) - 5:09
  3. ファンク・アンダーニース - "Funk Underneath" - 6:17
  4. カークズ・ワーク - "Kirk's Work" - 3:56
  5. ドゥーイン・ザ・シクスティ・エイト - "Doin' the Sixty-Eight" - 4:22
  6. トゥー・レイト・ナウ - "Too Late Now" (Alan Jay Lerner, Burton Lane) - 3:54
  7. スケーターズ・ワルツ - "Skater's Waltz" (Émile Waldteufel / arranged by Roland Kirk) - 4:24

参加ミュージシャン

脚注

注釈

  1. ^ 2009年再発CD (UCCO-9856)、2012年再発CD (UCCO-90114)の表記に準拠。2000年再発CD (VICJ-60673)、2006年再発CD (VICJ-41660)の帯では『カークス・ワーク』と表記されていた。

出典

  1. ^ a b c Roland Kirk Discography”. Jazz Discography Project. 2017年10月15日閲覧。
  2. ^ Planer, Lindsay. “Kirk's Work - Rahsaan Roland Kirk”. AllMusic. 2017年10月15日閲覧。
  3. ^ Collins, Troy (2007年5月10日). “Roland Kirk with Jack McDuff: Kirk's Work”. All About Jazz. 2017年10月15日閲覧。
  4. ^ Roland Kirk With Jack McDuff* - Funk Underneath (Vinyl, LP, Album) at Discogs
  5. ^ Roland Kirk With Jack McDuff* - Kirk's Work (CD, Album) at Discogs - 2007年リマスターCDの情報

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