チョコレートボールは、第二次世界大戦中、配給のために小麦粉の供給が制限され、その代用品が求められたことから考案された可能性が高いとされている。1943年、デンマークで当時日刊で発行されていた「ナショナルタイデント(英語版)」は、主婦向けに「危機の時の工夫(デンマーク語: Opfindsomhed i en krisetid)」という小さな冊子を発行したが、そこにチョコレートボール(デンマーク語: havregrynskugle)のレシピが掲載されている[3]。また、スウェーデンの新聞「スヴェンスカ・ダーグブラーデット」は、1918年にコンディトライ向けの広告として「ニガーボール(スウェーデン語: negerbollar)」の名前で広告を掲載している。詳細は不明だが、「チョコレート・ココ(英語: chocolate-coco)」と表現されており、1.5キログラム (3.3 lb)入りで300箱単位で販売されていた[4]。
^Palsbo, Susanne (1943) (デンマーク語). Opfindsomhed i en Krisetid : en Haandfuld Rationeringsopskrifter og aktuelle Husholdningsraad. Copenhagen: Nationaltidende. p. 62