スマーフ村で最も弱々しくて虚弱なスマーフ[5][32]。たくましくなろうとしており、常に最善を尽くしているが、あらゆる種類の運動で失敗している[5][32]。いつかは大きなことを成し遂げたいと考えている[32]。ヘフティがスマーフ村でオリンピックを開催することにした際には、トレーニングの際に自身の印象を残そうとしたが失敗をしてしまい、出場をあきらめた。パパスマーフはウィンピーに赤みがかった色の特別なポーションを与え「これを飲めばきっと競争に勝てるだろう」と言った[32]。ウィンピーはエントリーした全ての競技で勝つために歩み始めるが、メダルを授与されると、ずるをしてしまったことを告白する[32]。パパスマーフはポーションが士気を高めるためだけにあげた、ただの無害なラズベリージャムであることを明らかにした[32]。つまりウィンピーは自分の力だけで勝ったのである[32]。別の時ウィンピーは「Can Do It Cream」という名前のパパスマーフによって作られたゼリーを食べる[5]。そのゼリーは仲間のスマーフ達を狭い場所から救い出すのに十分な力をウィンピーに与え、2番目に強いスマーフに選ばれた[5]。2021年のアニメでは「ウィンピー」という名前だが、以前は「ウィークリング」と呼ばれていた[32]。
巨大でドジでマヌケで常に空腹なオーガの大男[76][78][81][82]。常に食べる事を考えている[78]。ガーガメルはビッグマウスに「スマーフのスープ」は史上最高のスープだと信じ込ませ、以降ビッグマウスはその事しか考えられなくなっている[76][78]。そのため、スマーフ達のことを捕まえて食べようとしているが、悪気はない[81]。ビッグマウスの大きさ、貪欲さ、食欲、マヌケさは、スマーフベリーなどの食料の盗難をはじめスマーフ達に終わりのないトラブルを引き起こす[10]。ビッグマウスは頻繁にガーガメルの家に押し入り、ガーガメルの家の食料を食べる他、石を食べる。石はスライムのようなものにディップして食べることが好きである。単純でナチュラルな性格はガーガメルに好都合なツールとなることがよくある[81]。ガーガメルはしばしばビッグマウスのことを欺こうとするが、ビッグマウスの屈強なこぶしで当然の罰を食らう[10]。友達が欲しいと思っているが、孤独で敬遠されている[81]。ビッグマウスの唯一の友人はエッグヘッドである。クロックワーク・スマーフが友達になってくれた時には大いに喜んだ[81]。ビッグマウスにほとんど友達がいない理由の1つはあまりにも一生懸命友達を手に入れようとしているからである[81]。また稀に友達ができたとしても、上品さやマナーが欠けているため、友達を敬遠させることが多かった[81]。1981年のアニメではビッグノーズという大女に恋をして最終的には結婚した[10]。2021年のアニメのシーズン2のエピソード『ビッグマウスの恋 パート1 / パート2』ではスマーフェットに恋をした[83][84]。物々交換をしてくれる人には良い対応をする。言い換えれば、見返り(特に食べ物)をくれればガーガメルを助ける場合も、スマーフ達を助ける場合もある。ただし、スマーフはビッグマウスにとっての食料であるため、必ずしも食料を与えてもスマーフ達を助けるとは限らない。元々漫画では単発のキャラクターでペヨの存命中に再登場する事はなかった。漫画には約38年間登場していなかったが2014年、『Bigmouth and the Lizards』の中の漫画『Smurfs Monsters』で38年ぶりに再登場した[81]。
卑劣で冷淡でたちの悪い無情な悪い魔法使いの女性[10]。ホガサよりも強力で、世界中から愛を根絶するために時間を費やしている[10][68]。薄暗い城1人で済んでいる。名前の無い話せるオオハシを飼っている。リーヴス(英: Reeves)という名前の自らの馬車を運転する運転手を雇っている。1981年のアニメのシーズン7のエピソード『Chlorhydris' Lost Love』ではクロルハイドレスはかつて優しく思いやりがあったが、本当の愛が彼女から奪われたとき、彼女が結婚するつもりだった魔法使いが結婚式の夜に祭壇に現れなかったときに愛を忌み嫌うようになったことが示された[68]。1981年のアニメのシーズン3のエピソード『The Tears of a Smurf』ではその後彼女自身は結婚するつもりではなかった貴族と結婚をすることとなり、プリシラ(英: Priscilla)という名前の娘を授かったということが明かされた[68]。その後クロルハイドレスは夫が自分よりも娘を愛していることに過度に嫉妬するようになった。その後プリシラがまだ幼少の頃に夫はクロルハイドレスによって失踪し、プリシラは城で愛情を注がれずに育った。若い王子がプリシラに恋をしたとき、クロルハイドレスは激怒し、悪い魔法を使い若い王子を消し去った[68]。またプリシラには見た目を見苦しくする魔法をかけ、他の誰かが彼女に恋をするのを防いだ。
邪悪な魔法使いの裁判官。1981年のアニメのシーズン2のエピソード『The Good, The Bad and The Smurfy』にのみ登場した。自らのマスターであるキング・アーゴンの誕生日にキングと騎士たちを楽しませるために、パパスマーフとスマーフェット、クラムジー、ブレイニーを捕まえた。そして魔法でキング・アーゴンと騎士たちをカエルに変えてしまい、結果的にキング・アーゴンの持っていた金を盗むことができた。その後、他のスマーフ達が城の中へと入り捕まったスマーフたちを解放し、パパスマーフはモルダインのことをカエルに変えた。またモルダインは魔法でカエルに変えられた後はハエを食べて過ごし、キング・アーゴンと騎士たちのことは元に戻した。
ジェラルド王子/王の邪悪なおばで、ガーディアンでもある。1981年のアニメのシーズン1のエピソード『ロボット・スマーフ大活躍』(英: "The Clockwork Smurf")にのみ登場。エピソードでは彼女と彼女のヘンチマンであるソリック(英: Thorick)は甥のことを地下ろうの独房に閉じ込めた。また彼女は甥が病気のため隔離されなくてはならないという嘘をつき、自らが甥の代わりに摂政として統治する口実を与えた。最終的にはジェラルドが病気で死んだという誤報を流して、甥を独房で腐らせて永久に統治し続けようとたくらんだ。スマーフ達とクロックワーク・スマーフはジェラルドを脱出させ、レディー・インペリアのことを暴露した。結果的にレディー・インペリアは王国から追放され、以降戻ることはなかった。ジェラルドの他の邪悪な親戚であるおじのレオポルド氏(英: Sir Leopold)(『Return of the Clockwork Smurf』に登場)やいとこのマルコム(英: Malcolm)(『The Noble Stag』に登場)もジェラルドの王の地位を奪おうとした。
ホムニバスの若い召使い・お手伝いさん[85]。ジョハンとピーウィット(英語版)のシリーズではよくホムニバスと一緒に登場していたが、スマーフのシリーズで登場したのは『The Finance Smurf』の1回のみである[85]。『La Pierre de Lune』の最初の登場では重要な役割のキャラクターであったが、後の登場では徐々にホムニバスのコテージの脇役となっていった[85]。
結婚仲人で、1981年のアニメに2回登場した。1981年のアニメのシーズン3のエピソード『Wedding Bells for Gargamel』に初登場した。エピソードではガーガメルの母がガーガメルをバロンの娘であるアンディリアの求婚者にしようとしたが、スマーフの干渉によりバロンは結婚式を中止した。結果的にガーガメルは家に帰った後、ママに𠮟りつけられた。マダム・ラヴィニアがこの一連の努力に対する報酬を支払ってほしいとガーガメルの母親に述べた際は「息子が支払うよ」と述べた。1981年のアニメのシーズン6のエピソード『The Prince and the Hopper』ではレディー・ジャスミンがマダム・ラヴィニアにお金目的でプリンス・セオドアと結婚する計画を叶えるために協力を求めた。
茶色い若いリスで、ワイルドの親友である[85]。ワイルドはチッターのことを家族とみなしている。なぜなら、チッターのひいひいひいひいおばあさんがワイルドのことを迷子の赤ちゃんスマーフとして見つけ、彼女の子ども達と一緒にワイルドのことを育てたからである。チッターはワイルドや他のスマーフ達が、ガーガメルを始めとした敵に脅かされるとしばしば駆けつける。1981年のアニメのシーズン7のエピソード『Wild about Smurfette』でチッターが配偶者を得て、2匹の間に子どもが産まれたことが明らかにされた。ワイルドは喜んで自分自身を一種のゴッドファーザーと見なしている。
木のエルフで発話障害を持っており、手話で会話をする。パパスマーフの友達で音や静けさの魔法がトラブルを引き起こした際にしばしば雇われる。1981年のアニメでは「愛の杖(英: the wand of love)」という花のついた杖を持っており、花に命を与える。世界の花々がラコニアの生命力となっている。ウーディと結婚し、ラコニアとウーディの結婚式は1981年のシーズン4で『Smurfily Ever After』というタイトルのスペシャル回として放送された[85]。ラコニアの名前はギリシャ語の「laconic」という単語に由来している[85]。この単語は「言葉をほとんど使わない」「少ない言葉で多くの表現をする」「簡潔」といった意味である[85]。