『ザ・ファン』(原題:The Fan)は、1996年公開のアメリカのスポーツサイコスリラー映画(英語版)。
トニー・スコットが監督し、ロバート・デ・ニーロとウェズリー・スナイプスがW主演した。原作はピーター・エイブラハムズ(英語版)が1995年に発表した同名小説。
本作は、批評家から概ね否定的な評価を受け、興行的にも失敗したが、時間が経つにつれて、演出や演技、サウンドトラックは賞賛された[2][3][4]。ギル・レナード役は当初はトミー・リー・ジョーンズが演じることになっていた。
あらすじ
キャスト
受賞・ノミネート
- 第6回MTVムービー・アワード
音楽
サウンドトラック
『The Fan』は、1996年の映画『ザ・ファン』のサウンドトラックである。1996年8月20日にTVTレコード(英語版)から発売され、エレクトロニックミュージックとヒップホップを組み合わせた音楽で構成されている。
- Track listing
- "Did You Mean What You Said?"- 3:49 (Sovory, Michael Mishaw, Marc Antoine)
- "Letting Go"- 5:35 (テレンス・トレント・ダービー)
- "Unstoppable"- 3:46 (Mic Geronimo)
- "Hymn of the Big Wheel"- 6:34 (マッシヴ・アタック)
- "I've Had Enough"- 2:43 (Kenny Wayne Shepherd)
- "Little Bob"- 5:35 (ブラック・グレープ)
- "Border Song (Holy Moses)"- 3:37 (Raymond Myles)
- "What's Goin' Down"- 4:18 (Honky)
- "Deliver Me"- 3:58 (Foreskin 500)
- "Forever Ballin'"- 4:24 (Big Syke & Johnny "J")
- "I'm da Man- 5:24 (Jeune)
- "Sacrifice"- 19:08 (ハンス・ジマー)
評価
興行収入
本作は、アメリカ合衆国とカナダで18,626,419ドルの興行収入を記録した。公開初週の週末興行成績は6,271,406ドルを記録したが、翌週以降は47.2%減となった[6]。
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは30件のレビューで支持率は37%となった[7]。Metacriticでは16件のレビューを基に加重平均値が32/100となった[8]。
批評家の反応
レビュー収集サイトのRotten Tomatoesにおいて、本作は30人の批評家からのレビューに基づき37%の支持率を得ている。同サイトの批評家のコンセンサスでは次のように評されている。「トニー・スコットの直感的な閃きは『ザ・ファン』には不向きで、観客を不快にさせることには成功しているが、スリルを提供することになると空回りしている執着についての奇妙な物語であることがわかる」。[9]。Metacriticでは、16人の批評家からのレビューに基づいて32/100の加重平均スコアで、「Generally unfavorable reviews(概ね批判的なレビュー)」と表示されている[10]。CinemaScoreによるアンケート調査では、観客はA+からFの評価のうち、「B-」を付けた[11]。
脚注
外部リンク
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