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サブウェイ(英語: SUBWAY)は、アメリカに本社を置くファーストフードチェーン。サブマリンサンドイッチという長楕円形のサンドイッチを主力商品としており、2017年現在、世界110カ国に4万4000店を超える店舗を構える[1]。2010年末にマクドナルドを超えて世界最大の飲食店チェーンである[2]。
本項では日本法人である日本サブウェイ合同会社についても記述する。
歴史
1965年8月、アメリカ・コネチカット州ブリッジポートでフレッド・デルーカ(英語版)がピーター・バック(英語版)からの資金援助を受けサブマリンサンドイッチ屋「ピートズ・スーパー・サブマリンズ」(Pete's Super Submarines)をオープン[3][4]。
1966年、運営会社としてドクター・アソシエイツを設立[5]。
1968年、店をリブランドし、名前を「サブウェイ(Subway)」とした[3]。
1974年までに16店舗まで拡大。さらなる拡大のためにフランチャイズ展開を開始した[6]。
1984年、バーレーンに出店し、海外展開を開始[6]。
2023年2月14日、創業者の死去に伴い、会社売却を検討していることを公表[7]。同年8月24日、投資ファンドのロアーク・キャピタル(英語版)に売却することで最終合意したと発表した[8][9]。
情報
SUBWAYという名称は、潜水艦型のサブマリンサンドイッチ(SUBMARINE SANDWICH)を客の好み(YOUR WAY)に作ることに由来する[10][11]。
現在の本社は同州ミルフォードにあるが、アメリカ国外の展開についてはオランダのアムステルダムに本社を置くSubway International B.V.[12]が統括している。サブウェイはその理由を明確には公表していないが、オランダはタックス・ヘイヴンとして人気の国のひとつである[13]。
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サブウェイクラブ サンドイッチ
(アメリカ・
テキサス州)
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サブウェイ店舗の世界分布(出典年度不明)
主な出来事
日本サブウェイ
日本サブウェイ合同会社は、日本でサブウェイを展開する企業である。
歴史
1991年10月16日、サントリーホールディングスが子会社として日本サブウェイ株式会社を設立。1992年、アメリカのサブウェイ社とマスターフランチャイズ契約を締結し、国内展開を開始。直営店とフランチャイズ加盟店の両輪で展開していた。
2014年6月には、国内店舗数が480店舗に達した[18]。
しかしその後、サブウェイ本社は、世界中で一社単独でのマスターフランチャイズの解消を進め、日本でも2016年の契約満了後に継続して契約を行わないことを決定した[19]。自社でのチェーン展開を進めたいサブウェイからの提案を受け入れる形で、サントリーは日本サブウェイ株式の65%をオランダのサブウェイインターナショナルグループ本社に売却した[20]。飲料の納入や蓄積してきたノウハウの活用のため引き続き35%の保有は続けた[21]。
2018年3月、サントリーは残りの株式も全て売却し、日本サブウェイの経営から完全に撤退した[22]。
2018年11月、株式会社から合同会社へ改組。
直営店の整理を進め、2019年12月下旬にはピーク時の半分以下の221店まで減らした[19][23]。
2019年6月25日、出前館で一部商品のデリバリーサービスを開始した[24]。
不祥事
2003年10月24日、ニュージーランドから輸入された冷凍パン生地に、安全性審査を経ていない遺伝子組み換え微生物由来の酵素が使用されている食品衛生法違反が判明した[25]。
2013年12月18日、2010年6月~2012年5月に提供した約300万食のローストビーフに食品衛生法で認められていない「結着剤」を使用していたことが分かった[26]。
メニュー
当初はアメリカと全く同じメニューのみを用意していたが、売り上げが伸び悩んだことから後に日本国内限定メニューを用意し、またパン生地についても「欧米人と違い、日本人は唾液が少ない」ことから、1999年に日本国内専用の「しっとり生地」を採用するなどして新規顧客の獲得に成功した[27][28]。
パンの種類は、通常メニューで選択できるのはウィート、セサミ、ホワイト、ハニーオーツの4種。2013年11月からフラットブレッドが投入[29]されたが、2022年9月で販売終了した[30][31]。
サンドウィッチの「パン抜き」というオーダーが可能。かつては裏技のように言われていたが、2018年5月からは「サラダ」として正式にグランドメニューに掲載されるようになった[32][33]。
野菜は無料で増量が可能。「多め」と注文すると約1.5倍、「上限」と注文すると約2倍の量になる。しかし原材料価格の高騰に伴い、2022年3月23日からは「多め」を超える注文ができるのはレタスのみとなった[34][35]。
店舗
2023年3月31日現在、168店舗を展開する[36]。
かつては、メニューのテスト販売や店舗運営のノウハウを蓄積したりするための直営店が存在したが、2017年にすべての直営店をフランチャイズへ転換し、その後は直営店は存在しない[37]。
未出店の都道府県
鳥取県は唯一、過去に一度も出店したことがない[38]。
撤退した都道府県
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/64/Question_book-4.svg/50px-Question_book-4.svg.png) | この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "サブウェイ" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2022年10月) |
かつては出店していたものの、2023年12月8日現在、以下の9県ではすべての店舗が閉店し撤退している。しかし、2022年頃からは一度撤退したエリアへの再出店を進めているため、これらは解消傾向にある[39]。
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
サブウェイに関連するカテゴリがあります。
脚注
外部リンク