株式会社ケイ・キャット (K-CAT) は、大阪府枚方市に本社があった関西電力系のケーブルテレビ局である。社名は旧名京阪ケーブルテレビジョン時代からの略称に由来していた。
沿革
出資企業
- 法人消滅時
- かつての主要株主
設立当初は京阪電気鉄道が筆頭株主であったが、その後の増資・他社からの株式譲渡により、関西電力が筆頭株主となった。最終的には子会社のケイ・オプティコムの保有分も含めると関電グループが100%株式を保有していた。
所在地
サービスエリア
HFC形式=一般的なケーブルテレビ回線仕様でのサービスは京阪電鉄沿線の2府3市(下記参照)のみであったが、FTTH方式は関西電力子会社のケイ・オプティコムとタイアップ(2012年10月1日付で事実上直営化)していることにより、近畿2府4県を広域的にカバーしている。
HFC方式
FTTH方式
特記事項
HFCとFTTHではサービス提供事業者が異なり、HFC提供世帯はZAQ、FTTH提供世帯はeo光(ケイ・オプティコム)の回線を利用する。そのためにサービスの変更(HFCからFTTH、またはその逆のFTTHからHFC)を行う場合、現在利用しているサービスを一度解約・撤去した上で、新しく受けるサービスの設置工事をする必要があったが、ケイ・オプティコムへの法人統合に伴い、HFCサービス(K-CATサービス)の新規申し込み(FTTHからHFCへの切り替え、京阪東ローズタウンへの新規入居によるものも含む)は統合前日の2012年9月30日をもって終了となり、10月1日以後の新規申し込みはFTTHサービスのみ(HFCからFTTHへの切り替えも含む)となった。
新規申し込み廃止とされたサービスは「K-CATケーブルテレビサービス」(デジタルパーフェクト、デジタルハイパー、再送信セットトップボックス付きサービス、再送信の4コース)、「K-CAT・ZAQインターネット接続サービス」(ZAQプレミアム、ZAQレギュラー、ZAQスーパーの3コース)で、既存利用者はサービスを解約、またはFTTHへの移行をしない限りは引き続き利用することができた[2]が、施設の老朽化などにより、今後も継続・維持してサービスを展開することが困難になったとして、2016年3月31日をもって廃止[1]されることが決まり、上記サービスを利用している加入者は、現在ケイ・オプティコムが展開しているeo光、ないしはフレッツ(テレビに関してはフレッツ・テレビを通して提供されるスカパー!プレミアムサービス光)などの他プロバイダーへの移行が必要(希望されない場合は強制解約)となる。
主な放送チャンネル
HFC方式のみ掲載、FTTH方式はCSを中心にチャンネル番号・構成が異なるので、eo光テレビ#チャンネル参照。
テレビ局
※サービス終了時点
- 地上アナログ放送の終了(2011年7月24日正午)以降、2015年3月2日までは地上デジタル放送がアナログ方式に変換して配信されていた[3]。
- 地上デジタル放送はパススルー方式で配信されている。また、トランスモジュレーション方式でも配信されているが、こちらは2012年2月29日をもって終了した。
- コミュニティチャンネルである「K-CATチャンネル」と「eo光チャンネル」は、地上デジタル放送と同じ方式で放送されており、STBは不要である。
- BSデジタル放送はトランスモジュレーション方式で配信されているため、STBが必要である。
- その他の専門チャンネルはスカパー!とスカパー!e2の放送信号を使用し、リマックス方式により放送している。基本的にはスカパー!のチャンネル番号に準拠している。
- 2007年9月1日から、枚方エリアでのKBS京都(デジタル)と八幡・京田辺エリアでのテレビ大阪(デジタル)の放送が開始された。
- 2011年7月24日から、八幡・京田辺エリアでのサンテレビ(デジタル)の放送が開始された。
- HFCにおける奈良テレビ放送(091)の再送信は、アナログ・デジタルともに行われていない。
- 地上アナログ放送・NHK-BSの再送信を除くアナログサービスは、2011年3月31日をもって終了した。
- NHK-BSのアナログでの再送信は、2011年7月24日をもって終了した。(「デジアナ変換」は行われていない。)
- JC-HITSエラボサービスを利用してPPVチャンネルを提供していたが、2011年3月31日をもって終了した。
- 2012年5月9日正午より(これに先駆けて4月25日未明より試験放送中)、ケイキャット(eo光テレビを含む)では、これまでの標準画質サービスで提供していたチャンネルのうち、ハイビジョン対応で放送されるチャンネルについては全てハイビジョンへ一本化されることになった。同5月31日までは移行期間と位置づけて標準画質放送と並列配信するが、それ以後はハイビジョンのみの単独配信となった[4]。
- 読売新聞大阪本社の地方版のうち、河内版(枚方・交野など大阪府北東部エリアの概ね京阪電気鉄道・近畿日本鉄道沿線向けに配布された新聞)に、自社制作チャンネルの番組を載せていたことがあった。
ラジオ局
関連項目
外部リンク
出典