ガボラは、特撮テレビドラマ『ウルトラマン』をはじめとするウルトラシリーズに登場する架空の怪獣。別名はウラン怪獣。
『ウルトラマン』第9話「電光石火作戦」に登場。
大きく口が裂けた首の周囲にある6枚の赤いヒレを閉じて頭部を防護し、尖った頭部で好物のウラン235を求めて地底を掘り進む。皮膚は鋼鉄の5倍の硬度を持つ[出典 4]。武器は口から吐く高い放射能を含み、物体を一瞬で破壊する青い放射能光線[出典 5][注釈 1]。普段は四足歩行で行動するが、戦う際には後肢で立ち上がる。また、ウランを1日に1万トン食べ、食べる際には周囲に放射能を放出する[12]。熱に弱い[14]。
伊豆半島に位置し、台風13号からの復旧工事中のウラン鉱山がある宇浪利町の復旧工事現場に地盤沈下を起こし、地上に出現する。阿部町のウラン貯蔵庫を狙って進撃するが、防衛隊と科学特捜隊の戦車による火炎放射を経てウラン235を詰めたカプセルを吊るしたヘリコプターで阿部町から30キロ離れた山へ誘導され、これを撃墜して進行方向を変えてウランを食べようとするが、ウルトラマンの飛び蹴りにひるんだところでヒレを2枚むしり取られて弱り、連続パンチからの首投げで息絶える。
『ウルトラマンパワード』第5話「電撃防衛作戦」(米国版サブタイトル:MONSTROUS MELTDOWN)に登場。初代と区別するため、玩具などではパワードガボラの名称が用いられている。
ウランを常食とし、消化することでエネルギーに変換する能力を持つLTクラスの超大型爬虫類の一種[29][28]。地中を時速70キロメートルで掘り進むことができるほか、頭部の防御殻を鳥の嘴のように器用に操ることもできる。初代は4足歩行で殻は6枚であるが、こちらは2足歩行で殻は4枚という違いもある。初代との大きな違いとして光線技を持たない、手足の指が初代より1本多く爪が長い、尾が長いなどがある。また、全身の外皮がウラン鉱石で覆われており、ミサイルなどで攻撃すると放射線や電磁波を体から放出し、連鎖反応による核爆発の危険性を伴うことになる。設定のみではあるが、ウラニウム光線を口から放射する[30][28]。
原子力発電所を襲撃したほか、ウラン採掘会社のウランを運搬していたトラックを運転手ごと飲み込み、同社の社長も踏み潰して殺害する。軍の試作兵器も飲み込んだとされるが、当初は地下をウラン鉱脈が移動する謎の現象と思われていた。放射線や電磁波を発しながら行動するためにレーダーは支障を来たし、ミサイルは照準を合わせられないため、誘爆の危険性が高くなる。通信機も使えなくなるため、W.I.N.R.は影響を受けないマイクロ波通信機を用意する。弱点は殻に覆われた頭部であるが、初代と異なり常にその殻を閉じている。しかし、ウルトラマンパワードとの戦いの最中、ストライクビートルの砲手サンダースがレーダー照準を用いずにミサイルを発射し、ウラン鉱石の鱗を持たない頭部の殻へ命中させる。その衝撃を受けて殻を開けたところに、メガ・スペシウム光線で頭部のみを撃ち砕かれ、核爆発を起こす前に蒸発する。
映画『シン・ウルトラマン』に登場。
禍威獣第8号として出現した地底禍威獣[34]。そのボディの構造はネロンガとほぼ共通しており[35]、パゴスに類似した頭部は閉じることで巨大な二重反転式のドリルとして機能するヒレで覆われている[14]ほか、2本の尻尾の先もドリルとして機能する[36][34]。山間部の地底を掘削・進撃して地下核廃棄物貯蔵施設を目指すが、放射性物質の地上での拡散を防ぐため、禍特対の要請で日米安保に基づいて出撃した米軍のB-2爆撃機から投下された地中貫通爆弾「GBU-28」により、地中から姿を現す[37][34]。食性からも放射性反応が体からあり、口から放つ光線も同様に放射性物質にまみれているなど、パゴスと99パーセント同族の怪獣であると判明する[34]。
米軍によるGBU-28の在庫を使い果たすほどの波状攻撃をものともしない耐性を示し[35]、なおも貯蔵施設を目指して施設前の地上に現れたところをウルトラマンに蹴り飛ばされ、向かいの山に激突する[37][34]。頭部のドリルによる攻撃をウルトラマンに受け止められ、投げ飛ばされると顔を晒して口から光線を浴びせるが、全身で放射性物質を除去される。さらに、間合いを詰められ咄嗟にヒレを閉じようとするが、片手で防がれ顔にパンチを受け絶命する[37]。最後はウルトラマンによって抱え上げられ、天空へ消える[37]。
この項目は、テレビ番組に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル テレビ/ウィキプロジェクト 放送または配信の番組)。