わらふぢなるおは、グレープカンパニーに所属する日本のお笑いコンビ。
当初はふぢわらのみサンミュージックプロダクションへ所属しており、メンバーが別々の事務所に所属するコンビであったが、2018年4月より両者共にグレープカンパニー所属となった[1][2]。2022年9月30日に漫才協会へ入会[3]。
メンバー
- ふぢわら(1984年5月21日 - )(40歳)
- ボケ・ネタ作成担当[4]、立ち位置は向かって右。
- 口笛 なるお(くちぶえ なるお、1981年7月12日 - )(43歳)
-
- ツッコミ担当、立ち位置は向かって左。
- 埼玉県三郷市出身[5]。
- 立正大学経済学部卒業。
- 身長174cm、体重90kg、血液型AB型。
- 本名:斉藤 力也(さいとう りきや)
- 趣味は草野球、格闘技観戦、サウナ。
- 中学時代から「仲間たちに面白いと言われたい」と思って芸人を志すようになり、中学の同級生とコンビ結成。口笛曰く「友人が勝手にお笑いライブにエントリーを申し込んで」ライブデビュー、大学卒業後にこのコンビで事務所ライブへ出続けて好成績を残し、グレープカンパニーの前身であるフラットファイヴへの所属が決まった[4][8]。
- 芸名は、事務所の先輩である伊達みきお(サンドウィッチマン)から命名されたことに由来。「汚物」か「口笛なるお」の二択のどちらかを選べと言われ、現在の芸名になった[13]。なお、口笛は吹けない[14]。
- 伊達からは毎年芸名を提案されている。提案された芸名には、「口紅ぬりお」「天空昇」「どら焼き屋さん」「桑田真澄 投手 PL学園高校」「割り箸わりお」「日本茶茶々」「指定席自由席」「うんこもれお」「ぬれせんべいぬれお」「ベランダ出たり入ったり」「ガムかんだのんだ」「桜 金造」「お腹ペコペコ君」「豚」「天井なめた床なめた」「回転ずしピザ太郎」「首切侍」「えむわんまけお」「日本最後の忍者」「ドラフト35位」「九州No.1ライト」「神宮球場一周男」「海鮮かき揚げ名人[注釈 2]」「コンクリート打ちっぱなし」「四輪駆動」「昨年の盗塁王」などがある。しかし、当の伊達は本名の「力也」と呼んでいる[15]。
- 2年半ほど本格的な中華料理屋でバイトをしていたこともあり、中華料理が得意[16][17] 。
- スタジオジブリの映画『紅の豚』に登場するポルコ・ロッソのものまねができる[18]。
- 2017年に結婚を発表[19]、2021年に長男が誕生。
- 好きな食べ物はグラタン[12]。
概説
コンビを組む前から2人はライブで共演経験があり、斉藤(なるお)は藤原(ふぢわら)の作るネタ、藤原は斉藤のツッコミに対して好印象を抱いていた[12][17]。それぞれ組んでいたコンビを解散した後、互いにピンで活動。良いネタが作れる相方を探していた斉藤が藤原のコンビ解散を受けて「試しにやってみませんか」とメールしたところ、斉藤に興味を持っていた藤原も快諾。2010年にコンビ結成へ至る[4]。ふぢわらのマネージャーからの勧めもあり、各々が異なる事務所に所属したままコンビとして活動するようになった[8]。
コンビ名は、お互いの芸名を融合させたもの[注釈 3]で、当初は仮のつもりで名付けられていた[8]。コンビ名を間違えられることが多く、誤表記の例として「わらふぢなるを」「わらふじなるを」「わらぶちなるお」「わぶちなるお」などがある。
キングオブコントでは、2013年から4年連続で準決勝まで進出[8]、2017年大会で初の決勝進出を決めた。その年のキャッチフレーズである「1/2477の化学反応」は出場組(全2477組)の中で所属事務所が互いに異なる唯一のコンビだったことに由来しており[20]、バラエティ番組『シンガタ』(日本テレビ)では「お笑い界のAKB48」とも称された[13]。
また、翌年の2018年大会では2年連続で決勝進出し、初のファイナルステージ進出を決め、準優勝となった。2019年大会でも3年連続で決勝進出、結果は9位[21]。2020年からは3年連続で準々決勝へと進出している。M-1グランプリには、2018年から4年連続で準々決勝まで進出[22]。
サンミュージック・グレープカンパニーの公式サイトではいずれもコンビ名義で紹介されており、ネタ見せは両方の事務所でそれぞれ行っていたが[8]2018年4月にふぢわらが移籍し、両者共にグレープカンパニー所属のコンビとなる[23]。移籍の際、双方の事務所が揉めたりなどは一切なく円満移籍であった[1][17]。
2022年9月、漫才協会への入会を発表した[24]。
芸風
コントと漫才の両方を演じる。ボケとツッコミがはっきりと分かれたオーソドックスなスタイルであり、何を考えているのか分からないキャラへ扮したふぢわらに口笛が振り回されるネタが多い。
漫才の際はコント漫才としゃべくり漫才の両方を行い、後者においてはキングオブコント2018決勝ファーストステージにて披露した「石渡くん」の空質問の構造を漫才に落とし込んだものを多く演じている。
賞レースでの戦歴
キングオブコント
年度
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結果
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2013年
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準決勝進出
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2014年
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準決勝進出
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2015年
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準決勝進出
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2016年
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準決勝進出
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2017年
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決勝6位
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2018年
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決勝2位
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2019年
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決勝9位
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2020年
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準々決勝敗退
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2021年
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準々決勝敗退
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2022年
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準々決勝敗退
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2023年
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準々決勝敗退
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2024年
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準々決勝敗退
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- 2024年 第3回「ザ・葡萄王~笑いを収穫せよ~グレープカンパニーNo.1決定戦」優勝
- 2024年 第22回「漫才新人大賞」優勝[27]
出演番組
テレビ
現在のレギュラー番組
過去のレギュラー出演番組
過去の出演番組
ラジオ
ドラマ
Web
現在のレギュラー番組
過去のレギュラー番組
- 隔週わらふぢなるお(YouTube Live・ニコニコ生放送、2014年10月4日 - 2015年9月12日) - 全23回
- わらふぢなるおの笑って笑って55分(ニコジョッキー、2016年2月12日 - 2017年7月6日) - 全18回
- わらふぢなるおの週末は踊る(Artistspoken、2022年4月2月 - 2024年4月27日) - 全110回
過去の出演番組
- ザ・エンタのニコニコカーペット(ニコニコ生放送、2010年11月14日)
- カンニング竹山の恋愛中毒(GYAO! 、2017年8月22日・9月5日)#7「芸人の高齢化について考える」、#12「若手集団面接2」
- スピードワゴンの月曜The NIGHT(Abema、2019年9月24日)#170「キングオブコント直後SP」
- 日村がゆく(Abema、2019年10月30日・10月23日・11月13日)#117 - 119「世界一深いお笑い事情」
- チャンスの時間(Abema 2019年10月16日、2020年10月7日・11月4日・18日・12月16日・26日、2021年9月12日)#67「千鳥とコントがしたい!」、#110「楽屋挨拶王決定戦!」、#113「芸人改名会議!」、#115「相方の喜怒哀楽引き出しチャレンジ!」、#118「芸人スクープ大賞2020!」、#119「カミングアウト漫才!」、#150「ツッコミで相方を嫉妬させよう!」
- 笑ラウドネスGP(ABEMA、2021年7月18日、2022年7月17日)[73]
- しくじり先生(ABEMA、2023年3月10日・17日、2024年12月13日)
- アメトーークCLUB(2023年12月14日)「もっとやれるはずだったのに…反省会その後」
映画
- 漫才協会 THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々(2024年3月1日、KADOKAWA/ミックスゾーン/中京テレビ放送/ミラクルヴォイス[74])
短編映画
脚本
- 舞台TWiN PARADOX「SONG STORY Vol.1」演目B「燃えて散った花となれ」 - 脚本・演出:ふぢわら(2020年4月24日 - 29日に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2021年3月15日 - 21日に延期して開催)[76]
- 東京03の好きにさせるかッ!(NHKラジオ第1放送、2022年10月20日、2023年9月14日・12月7日、2024年12月19日・12月26日) - ラジオコント台本:ふぢわら
その他
過去の出演
ライブ
単独ライブ
- 「追憶のマーメイド」(2011年9月30日)- なかの芸能小劇場
- 「揺るぎ無きパラダイムシフト」(2014年3月8日)- 新宿バティオス[77]
- 「ばりねたやるお」(2016年2月6日)- しもきた空間リバティ[78]
- 「ごりねたするお」(2016年8月6日)- 新宿バティオス
- 「めちゃねたいくお」(2018年5月6日)- 座・高円寺2[79]
合同ライブ
- 「ビリオンスキットラボラトリー」 - ねじ・マツモトクラブ・わらふぢなるお・リンゴスターによるユニットライブ(2015年5月19日・10月20日)
- 「EIGHT! EIGHT! ALL!」 - わらふぢなるお・ゾフィー・カミナリ・東京ホテイソンによるユニットライブ(2018年2月23日[80]、2019年3月24日[81])
- 「わらふゾフィるお」 - ゾフィーとのツーマンライブ (2019年1月21日[82])- 新宿バティオス
- 「わらふぢなるお×TCクラクションツーマンライブ」 - TCクラクションとのツーマンライブ (2022年4月16日、2023年6月29日、2024年6月5日) - 渋谷ユーロライブ
定期ライブ
現在の定期ライブ
- 「わらふぢなるおのお笑い珍道中」 (2021年9月26日 - )
- 過去の定期ライブ
- 「斉藤力也会」 - ジグザグジギーと合同のトークライブ[83](2013年11月 - 2015年3月、毎月第3水曜日) - 原宿ヒミツキチオブスクラップ
- 「TBC(東京ブサイクコレクション)」(口笛のみ) - 北澤ひとし(ロビンソンズ)が主催のイベント[84][85] (2017年6月 - 2019年2月、計4回)- 阿佐ヶ谷ロフトA
脚注
注釈
- ^ 同じ養成所出身の芸人には4期生のメイプル超合金などがいる。
- ^ 「海鮮かき揚げ名人」の名前は第6回単独ライブのタイトルに拝借した。なお、当ライブは2020年3月27日に開催予定だったものの新型コロナウイルスの影響を受けて延期され、2023年3月現在に至るまで行われていない。
- ^ ピン時代から2013年頃まで、ふぢわらの芸名は「わらふぢ」であった。
- ^ 「歳末ネタ総選挙」(2019年12月10日)で85点未満になりレギュラーから研究生に降格。「レギュラーvs研究生 マッチングバトル後半戦」(2020年10月12日)にて対戦相手で事務所の後輩でもあるフランスピアノに勝利し、研究生からレギュラーに昇格。
- ^ 「緊急企画!キングオブコント2019 ファイナリスト芸人ネタバトル」にてレギュラー入り
- ^ a b c d e f ふぢわらのみ
- ^ a b c d e 口笛のみ
- ^ a b c d e f ゾフィー、ラランドとのユニット「はいチーズ」として出演
- ^ オジンオズボーン篠宮とのユニットで出演。
- ^ 対戦相手のジョイマンに勝利し、「わらたま芸人シングルスター」に認定。
- ^ 対戦相手のうるとらブギーズに勝利し、「わらたま芸人ダブルスター」に認定。
- ^ 対戦相手のななまがりに勝利し、「わらたま芸人トリプルスター」に認定。
- ^ 対戦相手の2700に勝利し、「わらたま芸人マスター」に認定。
出典
外部リンク
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俳優 | |
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アスリート | |
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所属作家 |
- 長部一幸
- 竹本啓之
- 佐藤大地
- 須藤陽平
- 堀由史
- 水野としあき
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関連項目 | |
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