ドコモ らくらくホン らくらくスマートフォン2 F-08E (ドコモ らくらくホン らくらくスマートフォン ツー エフゼロハチイー)は、富士通 によって開発された、NTTドコモ の第3.9世代移動通信システム (Xi )と第3世代移動通信システム (FOMA )のデュアルモード端末 である。ドコモ らくらくホン のひとつ。
概要
らくらくスマートフォン の後継機種で、ARROWS NX F-06E をベースとしたため大幅なスペックアップが図られている。併せて、らくらくスマートフォンのユーザーの声を基に調査・分析を行い、さまざまな改良が行われた[ 1] 。
触れたときと押したときの違いをしっかりと区別できる「らくらくタッチパネル」は新開発のICチップ の搭載によりパネルの押し込み度合いの検出精度を高めたほか、クアッドコアCPUや振動専用プロセッサの搭載により、押してから振動するまでの処理を高速化。これにより、従来よりも軽い押し込みで反応し、押し込んだ際の指へのフィードバック のレスポンス が大幅に向上され、特にメール作成などで文字を連続打ちする時にもよりボタンに近い感覚で操作することができるようになった。本体を握る手や指が画面の端にかかってしまっても誤動作しない「うっかりタッチサポート」やタッチ操作で指が届きにくい場所でも指の角度を自動検知して入力できる「おまかせタッチ」は継続搭載される。
ディスプレイは4.3インチに大型化するとともに、家電メーカー3社(ソニー ・東芝 ・日立製作所 )合弁で液晶ディスプレイ の事業を行うジャパンディスプレイ が開発した次世代型省電力液晶「WhiteMagic(ホワイトマジック)」を採用した「鮮やかくっきりディスプレイ」を搭載。消費電力 を最大約50%削減できると同時に、RGB 画素にW(ホワイト)画素を加えたことで最大輝度を900cd に向上。一般的なスマートフォンでは暗く見えがちな晴れた日の屋外でも明るく見やすいが特徴。また、年齢により色覚特性が変化しやすい青色をユーザーの年齢に合わせて識別しやすい配色に自動調整する機能も搭載する。
聞き取りやすさを追求した基本機能も強化されており、「スーパーはっきりボイス」は相手の音質の影響で起こるこもり感やキンキン感も自動調整する「スーパーはっきりボイス4」に進化。併せて、大音量スピーカーを受話口と一体化したことでワンセグやラジオアプリの音声も聞き取りやすくなった。カメラ機能は既搭載のCMOSセンサー が裏面照射積層型の「Exmor RS for mobile」となったほか、インカメラの有効画素数を130万画素に向上したことで自分撮りでもきれいに撮影できるようになった。
ブラウザ は前機種同様、専用ブラウザを搭載しているが、新機能として、ブックマーク 登録したサイトがホーム画面にもボタンとして新たに配置され、「よく使うブックマーク」からワンボタンで直接アクセスできるようになった。
本機種では前機種同様、初期設定時にGoogleアカウントを利用しない(Googleアカウントの設定画面自体が無い) ため、Google Play からアプリをダウンロードすることができず、Gmail などGoogle 社提供のアプリは利用できない。その代わり、プリインストールアプリは「Radiko.jp 」、「俳句・写真くらぶ」、「ドコモ地図ナビ」といった従来機種から継続搭載するアプリに加え、従来機種では別途インストールする必要があった「しゃべってコンシェル 」等がプリインストール化され、「dメニュー」から手順を経て利用する必要があった専用SNS 「らくらくコミュニティ」に直接アクセスできる専用アプリの設置、翻訳アプリの「はなして翻訳」や「うつして翻訳」といった新たなアプリの追加により、実用系アプリやゲームアプリなど、バラエティに富んだ42種類に増やした。
その他、音声読み上げ機能は要望が多かったWebページの読み上げに対応したほか、読み上げを聞き逃しても側面のカメラボタンでもう一度読み上げることができるリピート読みにも対応。さらに、シニア向けスマートフォンでは珍しく超高速通信のLTE網「Xi(クロッシィ)」や動画・音楽・ゲームなどのコンテンツやショッピングが利用できるポータルサイト「dマーケット (Google Playを使用するdアプリ&レビューを除く)」にも新たに対応した。
搭載アプリ
主な機能
歴史
パケット通信料定額サービスについて
パケット通信量定額サービス は本端末向けに月額定額料を割安に設定した以下のサービスがある。
らくらくパック - 音声通話定額制 の基本プラン「カケホーダイプラン」向け
Xiらくらくパケ・ホーダイ - Xi料金プラン向け
なお、「Xiらくらくパケ・ホーダイ」は「らくらくパック」の提供開始に伴うXi向けの既存プラン・割引サービスの新規受付終了に伴い、2014年8月末をもって新規受付を終了する(すでに利用中の方は引き続き利用可能)。
アップデート
2014年 6月2日 のアップデート[ 8]
過去の歩数計 履歴が0歩と表示される場合がある不具合を修正する。
ビルド番号がV16R35B となる。
2014年7月10日 のアップデート[ 8]
通話終了後、画面が表示されない場合がある不具合を修正する。
ビルド番号がV17R36B となる。
2016年 4月4日 のアップデート[ 8]
「ドコモメール 」に対応する。
歩数データが日を跨いでもリセットされない場合がある不具合を修正する。
ビルド番号がからV29R49A となる。
2017年 12月25日 のアップデート[ 8]
ステータス通知エリアの「午前」「午後」表示が切り替わらない場合がある不具合を修正する。
ビルド番号がV30R50B となる。
脚注
^ 「らくらくスマートフォン2」新発売 - 富士通株式会社 プレスリリース 2013年8月14日
^ 受信時:100Mbps/送信時:37.5Mbps
^ 受信時:14Mbps/送信時:5.7Mbps
^ 「dアプリ&レビュー」は非対応
^ “ドコモ「らくらくスマホ」でもLINEが利用できるようになりました ”. LINE公式ブログ . 2020年8月18日 閲覧。
^ a b “ドコモからのお知らせ : 一部機種でのLINEアプリサービス提供終了、プッシュ通知機能の停止に関するお知らせ ”. www.nttdocomo.co.jp . 2020年8月18日 閲覧。
^ “ドコモからのお知らせ : 一部機種でのLINEアプリサービス提供終了に関するお知らせ ”. www.nttdocomo.co.jp . 2021年1月4日 閲覧。
^ a b c d らくらくスマートフォン2(F-08E)の製品アップデート情報
関連項目
外部リンク
2011年
2012年
2013年
NTTドコモ向け au(KDDI・OCT連合)向け ソフトバンクモバイル向け イー・アクセス 向けWi-Fi回線タブレット
2014年
NTTドコモ向け SIMフリー端末
ARROWS M305/KA4 - ARROWS M01
2015年
NTTドコモ向け ソフトバンク向け SIMフリー端末
arrows M02 - arrows Tab M01T
2016年
2017年
2018年
2019年
NTTドコモ向け ソフトバンク向け 楽天モバイル 向けSIMフリー端末
arrows M359 - arrows BZ01 - arrows M05
2020年
2021年
NTTドコモ向け KDDI・OCT連合向け ソフトバンク向け SIMフリー端末
2022年
2012-2015
Xi モデル
2011年- 2012年 (冬・春)
2012年 (夏)
docomo with series docomo NEXT series ドコモ タブレット その他
2012年 (秋・冬)
docomo with series Disney Mobile on docomo docomo NEXT series docomo STYLE series ドコモ タブレット その他
2013年 (春)
docomo with series docomo NEXT series ドコモ タブレット その他
スマートフォン for ジュニア (SH-05E )*
HW-02E
SmartTV dstick 01***
Home Wi-Fi***
2013年 (夏)
2013年 (秋・冬)
ドコモ スマートフォン Disney Mobile on docomo ドコモ タブレット ドコモ ケータイ その他
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2014年 (夏)
ドコモ スマートフォン Disney Mobile on docomo ドコモ タブレット ドコモ ケータイ その他
2014年 (秋・冬)
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2015年 (春)
2015年 (夏)
ドコモ スマートフォン Disney Mobile on docomo ドコモ タブレット ドコモ ケータイ その他
納入企業
「 」(マーク無):FOMAハイスピード 対応機種
「※」:PREMIUM 4G ・Xi ・FOMAハイスピード対応機種
「*」:Xi・FOMAハイスピード対応機種
「**」:FOMAハイスピード非対応機種
「***」:携帯電話回線非対応
【新色】は以前に発売された機種の新色版
ソニーモバイル(SO)
SOL22 (Xperia UL) L(5)
SOL23 (Xperia Z1) L(5/ac)
SOL24 (Xperia Z Ultra) L(5/ac)
SOL25 (Xperia ZL2) CA・W2(5/ac)
SOT21 (Xperia Z2 Tablet) タ話CA・W2(5/ac)
SOL26 (Xperia Z3 )CA・W2(5/ac)
SOV31 (Xperia Z4)ヴCA・W2(5/ac)
SOT31 (Xperia Z4 Tablet)タ話CA・W2(5/ac)
SOV32 (Xperia Z5)ヴCA・W2(5/ac)
富士通モバイル (FJ)
FJL22 (ARROWS Z) L(5/ac)
FJT21 (ARROWS Tab) タL(5/ac)
シャープ (SH)
SHL22 (AQUOS PHONE SERIE) L(5/ac)
SHL23 (AQUOS PHONE SERIE) L(5/ac)
SHL24 (AQUOS PHONE SERIE mini) L(5/ac)
SHT22 (AQUOS Tab) タL(5/ac)
SHL25 (AQUOS SERIE) L(5/ac)
SHV31 (AQUOS SERIE mini) ヴCA・W2(5/ac)
SHF31 (AQUOS K) フL(2.4)
京セラ (KY)サムスン電子 (SC)
SCL22 (GALAXY Note 3) L(5/ac)
SCL23 (GALAXY S5) CA・W2(5/ac)
SCL24 (GALAXY Note Edge) CA・W2(5/ac)
SCT21 (GALAXY Tab S) タ話CA・W2(5/ac)
SCV31 (Galaxy S6 edge) ヴCA・W2(5/ac)
LGエレ (LG)
LGL22 (isai) L(5/ac)
LGL23 (LG G Flex) L(5/ac)
LGL24 (isai FL) CA・W2(5/ac)
LGV31 (isai VL) ヴCA・W2(5/ac)
HTC (HT)船井電機 ASUS (AS)
AST21 (MeMO Pad 8) タ話L(5/ac)
パナソニックシステム
京セラ(KC) LGエレ(LG) シャープ Alcatel
ソニーモバイル (SO)富士通モバイル (F→FM)
201F (ARROWS A) X(5)
202F (ARROWS A) X(5/ac)
301F (ARROWS A) X・L(5/ac)
シャープ (SH) 京セラ (K→KC) 華為技術日本 (HW) サムスン電子 (SC)
富士通モバイル (F) 華為技術日本 (HW) LGエレ (L)
ウィルコム →ワイモバイル/ウィルコム沖縄(WILLCOM)
シャープ (SH) 京セラ (K)
WX10K (DIGNO DUAL 2) X(5)
華為技術日本 (HW)