『黒い瞳』(くろいひとみ)は、宝塚歌劇団が上演した舞台作品。
原作は帝政ロシアの作家アレクサンドル・プーシキンが1836年に発表した散文小説『大尉の娘』(Капитанская дочка)。脚本は柴田侑宏、演出・振付は謝珠栄。
上演記録
1998年 - 1999年・月組
- 1998年9月18日から10月26日(新人公演:10月6日)まで宝塚大劇場で、1999年1月2日から2月7日(新人公演:1月19日)までTAKARAZUKA1000days劇場で上演された。
- 形式名は「ミュージカル・プレイ」、15場。
- 伴演作品はレヴュー・ファンタシーク『ル・ボレロ・ルージュ』
- この作品以降、柴田作品の演出を他の演出家が行う形式が定着した。
- トップ娘役風花舞のサヨナラ公演となった。
2011年・雪組
- 2011年4月23日から5月22日まで全国ツアーで上演した。脚本・演出・振付は初演に同じ。
- 形式名は「ミュージカル・プレイ」。
- 併演作品はショー『ロック・オン!』。
- トップ娘役舞羽美海のお披露目公演である。
- 公演日程
2019年・宙組
- 2019年2月2日から2月25日まで博多座にて上演した。脚本・演出・振付はこれまでと同様。
- 形式名は「ミュージカル・プレイ」。
- 併演作品はスーパー・レビュー『VIVA!FESTA! in HAKATA』。
あらすじ
エカテリーナII世治世下のロシア。ぜいたくな暮らしを送る貴族の陰で民衆は重税と貧困にあえいでいた。一方、ロシアの専制政治に不満を持つコサックたちは農民指導者プガチョフを中心に、格差に苦しむ民衆と組み、ひそかに反乱の機会をうかがっていた。
そんなある日、青年貴族ニコライが従僕サヴェーリィチと共に辺境の砦に赴任する途中、雪で難渋していたところをブガチョフに助けられる。やっとの事で砦に到着したニコライは、司令官ミロノフ大尉の娘マーシャとの恋、同僚・シヴァーヴリンとの確執、ブガチョフとの友情などさまざまな出来事に出会う…。
1998年・専科所属の出演者
主な配役
※氏名の後ろに「宝塚」、「東京」の文字がなければ両公演共通。不明点は空白とする。
スタッフ
- 1998年 - 1999年・月組
※氏名の後ろに「宝塚」、「東京」の文字がなければ両劇場共通。
脚注
参考文献
外部リンク