松本 亮(まつもと りょう、1994年1月11日 - )は、日本のプロボクサー。神奈川県川崎市川崎区出身[3]。大橋ボクシングジム所属[4]。第34代OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者。マネジメントは株式会社セカンドキャリア。
来歴
小学3年の時、辰吉丈一郎VSウィラポン・ナコンルアンプロモーション戦をテレビで観てプロボクサーに憧れるようになり、元プロボクサーの父・鉄男を説得して地元のボクシングジムに通う[3][5]。小学6年でさらなるレベルアップを目指し、大橋秀行が会長を務める大橋ジムに移籍[3][5]。中学3年の時に第1回全国U-15ジュニアボクシング大会で優勝[3]。
高校は横浜高校に進学。2年次に選抜・インターハイ・国体で優勝、3年次にインターハイを連覇して高校四冠を達成[5]。
高校在学中の2011年10月25日、プロ転向を表明[6]。11月15日にB級プロテストを受験して合格[7]。
2011年12月31日、横浜文化体育館でのペッジョムトーン・ソー・タナピンヨー戦でプロデビュー。1回1分34秒KO勝ちを収めデビュー戦を勝利で飾った[8][9]。
2013年2月26日、後楽園ホールでインドネシアフライ級7位のジョン・バジャワと53.0kg契約で対戦し、初回KO勝利[10]。
2013年6月24日、プロ8戦目で日本スーパーフライ級11位の宮森卓也(エイティーン古河)と対戦し[11]、連続KOは途切れたものの判定勝ちを収めた[12]。試合後の同月26日に発表された日本ランキングで日本スーパーフライ級11位にランクインした[13][14]。7月5日、東日本ボクシング協会の2013年6月度月間新鋭賞に選出された[15]。
2014年4月6日、大田区総合体育館で久高寛之(仲里)とバンタム級8回戦で対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[16]。
2014年9月5日、国立代々木競技場第二体育館で、元世界2階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級6位のデンカオセーン・カオウィチットと53.5kg契約8回戦で対戦し、2回32秒KO勝ちを収めた[17][18]。
2014年12月30日、東京都体育館でOPBF東洋太平洋スーパーフライ級5位のルサリ・サモールとOPBF東洋太平洋同級王座決定戦を行い、12回43秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[19]。
2015年3月23日、バンタム級に転向する為にOPBF東洋太平洋スーパーフライ級王座を返上した[20]。
2016年5月8日、有明コロシアムでビクトル・ウリエル・ロペスと54.4kg契約8回戦で対戦し、プロ初黒星となる5回1分4秒TKO負けを喫した[21]。
2016年12月30日、有明コロシアムでビクトル・ウリエル・ロペスと54.5kg契約8回戦で再戦し、6回2分45秒TKO勝ちを収め前戦の借りを返した[22]。
2017年1月10日、WBOは松本をWBO世界スーパーバンタム級15位にランクインした[23][24]。
2017年3月27日、後楽園ホールで行われた第59回フェニックスバトルで日本バンタム級11位の坂本英生(フジタ)と56.0kg契約10回戦で対戦し、初回1分57秒TKO勝ちを収めた[25]。
2017年12月31日、WBAは松本をWBA世界スーパーバンタム級11位にランクインした[26]。
2018年2月28日、後楽園ホールでWBA世界スーパーバンタム級王者のダニエル・ローマンに挑戦し、12回0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[27][28][29]。
2018年9月11日、後楽園ホールで行われた第65回フェニックスバトルで日本フェザー級8位の佐川遼と対戦し、3回1分30秒TKO負けを喫した[30]。
2019年4月8日、後楽園ホールで行われた第67回フェニックスバトルでインドネシアフェザー級3位のカルオス・オビスルと対戦し、2回1分18秒TKO勝ちを収め、連敗から脱出した[31]。
2020年8月24日、後楽園ホールで行われた第72回フェニックスバトルで日本スーパーバンタム級17位の水野拓哉とフェザー級契約で対戦し、8回3-0(76-75×2、77-74)で判定勝ちを収めた[32]。
エピソード
- ボクシングを始めた頃に芸能事務所から誘いもあり、小学5年のときにテレビ番組で明石家さんまと共演したこともある[1]。
- アマチュア時代の異名は「軽量級の村田諒太」だった[33]。
- 試合では「江南スタイル」のダンスで美女とともに入場する[34]。
- ボクシングと並行して2012年2月9日発売のファッション誌「HR」で「RYO」の名でモデルデビューした[1]。
戦績
- アマチュアボクシング:56戦53勝(39KO・RSC)3敗
- プロボクシング:27戦24勝(21KO)3敗
戦
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日付
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勝敗
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時間
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内容
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対戦相手
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国籍
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備考
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1 |
2011年12月31日 |
☆ |
1R 1:34 |
KO |
ペッジョムトーン・ソー・タナピンヨー |
タイ |
プロデビュー戦
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2 |
2012年4月1日 |
☆ |
1R 2:01 |
KO |
ニチャオ・ルークマカムワン |
タイ |
|
3 |
2012年5月5日 |
☆ |
2R 2:00 |
TKO |
スースー・シッジャーデーン |
タイ |
|
4 |
2012年10月2日 |
☆ |
2R 2:53 |
TKO |
金子達也 |
日本 (横浜光) |
|
5 |
2013年1月5日 |
☆ |
1R 2:29 |
KO |
ジョムラーチャン・トー・ラグー |
タイ |
|
6 |
2013年2月26日 |
☆ |
1R 2:03 |
TKO |
ジョン・パジャワ |
インドネシア |
|
7 |
2013年4月16日 |
☆ |
5R 2:53 |
TKO |
古藤功徳 |
日本 (折尾) |
|
8 |
2013年6月24日 |
☆ |
8R |
判定 3-0 |
宮森卓也 |
日本 (18古河) |
|
9 |
2013年10月21日 |
☆ |
2R 2:46 |
KO |
アレガ・ユニアン |
インドネシア |
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10 |
2014年4月6日 |
☆ |
8R |
判定 3-0 |
久高寛之 |
日本 (仲里) |
|
11 |
2014年6月23日 |
☆ |
1R 1:30 |
KO |
ズン・リンダム |
インドネシア |
|
12 |
2014年9月5日 |
☆ |
2R 0:32 |
KO |
デンカオセーン・カオウィチット |
タイ |
|
13 |
2014年12月30日 |
☆ |
12R 0:43 |
TKO |
ルサリ・サモール |
タイ |
OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦
|
14 |
2015年3月5日 |
☆ |
2R 0:33 |
KO |
タヌトン・チョーカンワル |
タイ |
|
15 |
2015年8月20日 |
☆ |
5R 1:24 |
KO |
ルイス・メイ |
メキシコ |
|
16 |
2015年10月22日 |
☆ |
5R 0:35 |
KO |
タウィー・トダンマ |
タイ |
|
17 |
2015年12月29日 |
☆ |
2R 1:49 |
TKO |
ジャストニ・アウティダ |
フィリピン |
|
18 |
2016年5月8日 |
★ |
5R 1:04 |
TKO |
ビクトル・ウリエル・ロペス |
メキシコ |
|
19 |
2016年12月30日 |
☆ |
6R 2:45 |
TKO |
ビクトル・ウリエル・ロペス |
メキシコ |
|
20 |
2017年3月27日 |
☆ |
1R 1:57 |
TKO |
坂本英生 |
日本 (フジタ) |
|
21 |
2017年5月21日 |
☆ |
2R 1:35 |
TKO |
ヘンドリック・バロンサイ |
インドネシア |
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22 |
2017年8月30日 |
☆ |
5R 1:36 |
TKO |
ジェイソン・ブターブター |
インドネシア |
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23 |
2018年2月28日 |
★ |
12R |
判定0-3 |
ダニエル・ローマン |
アメリカ合衆国 |
WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
|
24 |
2018年9月11日 |
★ |
3R 1:30 |
TKO |
佐川遼 |
日本 (三迫) |
|
25 |
2019年4月8日 |
☆ |
2R 1:18 |
TKO |
カルオス・オビスル |
インドネシア |
|
26 |
2019年12月2日 |
☆ |
4R 1:24 |
TKO |
伊藤仁也 |
日本 (三河) |
|
27 |
2020年8月24日 |
☆ |
8R |
判定3-0 |
水野拓哉 |
日本 (松田) |
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テンプレート
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獲得タイトル
テレビ出演
脚注
関連項目
外部リンク