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この項目では、1952年公開のフランス・イタリアによる映画『七つの大罪』のリメイク版である1962年公開の映画について説明しています。
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『新・七つの大罪』(しん・ななつのたいざい、Les Sept Péchés capitaux)は、1962年製作・公開のフランス・イタリア合作のオムニバス映画である。
概要
エドゥアルド・デ・フィリッポ、ジャン・ドレヴィル、イヴ・アレグレ、ロベルト・ロッセリーニ、カルロ・リム、クロード・オータン=ララ、ジョルジュ・ラコンブという7人のフランスとイタリアの映画監督が取り組んだ、1952年のオムニバス映画『七つの大罪』からちょうど10年が経過した1962年、新進気鋭のヌーヴェルヴァーグの映画監督たちを中心に、同じテーマ、キリスト教の「七つの大罪」を描きなおそうという企画である。
本作の布陣は、劇作家ウジェーヌ・イヨネスコの戯曲をテレビ映画化したことのあるシルヴァン・ドム、リノ・ヴァンチュラ主演の『彼奴を殺せ』(1959年)で知られるエドゥアール・モリナロ、ジャン=ピエール・カッセル主演の『恋のゲーム』(1960年)で長篇デビューしたフィリップ・ド・ブロカ、『ローラ』(1961年)で長篇デビューしたジャック・ドゥミ、『女は女である』(1961年)を撮った直後のジャン=リュック・ゴダール、若妻ブリジット・バルドーを1作でスターにした『素直な悪女』(1956年)のロジェ・ヴァディム、『いとこ同志』(1959年)で第9回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したクロード・シャブロルの7人である。
ストーリー
とある平和な日曜日、とある夫(ドミニク・パチュレル)と妻(マリー=ジョゼ・ナット(フランス語版))の朝食のスープに一匹のハエがいた。そのことで夫婦の「怒り」は爆発し、その怒りが隣家に、町中に、そして世界に波及し、原爆が爆発した。
とある片田舎の小さなホテルに宝石をたくさん身に着けたスターのリタ(ジュヌヴィエーヴ・カジル)が宿泊した。ホテルの従業員のロゼット(ダニー・サヴァル)は、宝石に目が眩み「羨み」でいっぱいになる。ロゼットは、やがてリタの愛人ジャスマン氏(ジャック・モノー)の寵愛を受けるようになり、客としてそのホテルに現れる。
親戚が消化不良が原因で死んだ旨の電報を受け、ヴァランタン(ジョルジュ・ウィルソン)一家は自家用車にたくさんの食料を積み込み、その葬式にでかける。ヴァランタンたちは、少し走っては休んで食事にし、少し走っては飲み、そのおかげで「大食い」一家は、葬式には間に合わなかった。
ジャック(ロラン・テルジェフ)は、ヒエロニムス・ボスの裸婦画集を見てしまったおかげで、街を歩いても、目の前の女性たちの裸体を思わず想像し、妄想上の「淫乱」に耽溺してしまう。
レミー・コーションで人気のスター俳優エディ・コンスタンティーヌ(本人)は、新人女優のニコール・ミレル(本人)がいくら誘惑しても、一向になびかない。その理由はエディの強烈な「怠け」精神であった。
カトリーヌ(マリナ・ヴラディ)とその夫(ジャン=ピエール・オーモン)には、それぞれ若い男(サミ・フレー)、若い女(ミシェル・ジラルドン)の愛人がいる。カトリーヌは若い男とのパリへの逃避行の話に盛り上がるが、夫が若い女との電話を立ち聞きし、「傲慢」の心から妻は若い男をすっぽかし、つまらぬ夫の元にもどるはめになる。
パリの工科学校の学生25人が2,000フランずつ拠出して、あこがれの娼婦シュゾン(ダニエル・バロー)を5万フランでだれか1人が買うという籤を開いた。アントワーヌ(ジャック・シャリエ)が当選し、シュゾンに会いに行く。シュゾンは感激し、料金を無料にするというが、戻ってきたのはアントワーヌが出した分の2,000フランだけであった。
註
外部リンク
- 各話 - BiFi 仏語
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プロデューサー | |
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監督作品以外の おもなジャン= リュック・ゴダール 出演作品 | |
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