成福寺(じょうふくじ)は、岡山県井原市芳井町にある高野山真言宗の寺院である。
概要
寺の始まりは739年(天平11年)、聖武天皇の勅願により行基が聖観世音菩薩を安置して創建したと伝えられ、境内の三十三体の如意輪観音像も行基の作と伝えられている。また、901年(延喜1年)に菅原道真が大宰府に赴く途中に、現在の兵庫県加西市近くで投げた観音菩薩像がこの地に落ち、その像を寺の観音堂に安置したという言い伝えもあり、道真ゆかりの寺でもある。
住職
参拝料
歴史
沿革
境内
約1500坪の境内の周囲を120メートルに及ぶ石垣と、城壁のような白壁に囲まれ、「白鷺が羽を広げたような」偉容を誇っている。
- 本堂
- 山門
- 鐘楼堂
- 修行大師
- 念ずれば花ひらく地蔵
- 弥勒堂 (弥勒菩薩)
- 六角堂 (薬師如来)
- 六地蔵 (地蔵菩薩)
- 福来い観音 (嫁来い観音・婿来い地蔵)
- 鎮守社
- 観音堂 (旧本堂)
文化財
- 1955年(昭和30年)に岡山県指定重要文化財(第12号)に指定された。12年に1回、酉年の元旦だけ開帳される秘仏である。
参拝案内
参拝日時
主な行事
- 2,500個にも及ぶ瓶詰めローソク境内一円に配置し、迎え火を行なう。ローソクの炎が織成す幽玄の美しさを一目見ようと県内外から見物客が訪れ、夏の風物詩になっている。
注意事項
参拝案内の詳細等については、
【外部リンク】 高野山真言宗 吉井山 成福寺 ホームページ をご参照ください。
アクセス
自動車
- (笠岡I.Cより約25分。福山東I.Cより約30分。)
交通機関
- (「沢岡バス停」より西へ徒歩で約15分。)
注意事項
アクセスの詳細等については、
【外部リンク】 高野山真言宗 吉井山 成福寺 ホームページ をご参照ください。
ゆかりの人物
参考文献
- 『芳井の歴史』、芳井町役場。
- 『芳井の文化財』 、芳井町役場。
関連項目
外部リンク