北振バス

北振バス株式会社
HOKUSHIN BUS
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
715-0019
岡山県井原市井原町700-1
設立 1989年1月
業種 陸運業
法人番号 3260001018112 ウィキデータを編集
事業内容 一般乗合旅客自動車運送事業
一般貸切旅客自動車運送事業
旅行業他
代表者 代表取締役 吉本 邦久
資本金 2,000万円
従業員数 48名
外部リンク http://www.hokushin-bus.com/
テンプレートを表示

北振バス株式会社(ほくしんバス)は、岡山県井原市に本社[1]を置くバス事業者である。

概要

本社のある井原市の他、小田郡矢掛町高梁市(弥高山入口線、佐屋線のみ)、広島県福山市にバス路線を有している。乗合バス16両、貸切バス17両[注 1]を所有。

元々は井笠鉄道の子会社で、井笠鉄道が過去に運行していた井原 - 共和・弥高山入口線、山野田原線、佐屋線、三山・黒萩線や矢掛 - 宇戸谷線、三山・平谷線等の過疎バス路線を引き継いで運行している。2012年9月に、井笠鉄道の資本から離れ独立[2]した。2012年11月1日からは、井笠鉄道が運行していた井原あいあいバスの運行を引き継いでいる。

2018年3月31日、利用客の減少により矢川線の運行区間を短縮し、路線の一部区間(田原~矢川)廃止を行った。この事から矢川線は田原線に名称が変更された[3]

親会社であった井笠鉄道は2012年10月31日をもってバス事業を終了したが、北振バスは前述の通り資本と経営を分離したことで連鎖倒産を免れたためバス事業を継続した[注 2]

北振バス専用の紙式回数券のみ使用可能であり、PASPYHarecaなどのICカードは使用できない。 また岡山県共通バスカード・井笠バス専用バスカード(どちらも販売終了)は井笠鉄道の子会社時代も使用できなかった。

本社などの所在地

ナンバープレート

配置車両のナンバープレートは以下の通り。

現行営業所・車庫

井笠鉄道から引き継いだ車庫が多い。

  • 本社(井原バスセンター)
    • 岡山県井原市井原町700-1
  • 矢掛車庫、観光課(矢掛バスセンター)[注 3]
    • 旧井笠鉄道矢掛駅 → 井笠鉄道矢掛自動車営業所 → 井笠鉄道笠岡自動車営業所矢掛車庫
    • 岡山県小田郡矢掛町東川面950-8
  • 美星車庫
    • 岡山県井原市美星町大倉2467-6(美星国保診療所前)
  • 共和車庫
    • 岡山県井原市芳井町上鴫
  • 村入車庫
    • 岡山県井原市芳井町西三原
  • 弥高山入口車庫
    • 岡山県井原市芳井町東三原
  • 佐屋車庫
    • 岡山県高梁市川上町仁賀佐屋東
  • 粟根車庫(元中国バス加茂車庫)
    • 広島県福山市加茂町粟根618
      • 2024年4月1日に旧福山市役所加茂支所駐車場(広島県福山市加茂町芦原426-1)にあった加茂車庫から移転して粟根車庫へ改称。
  • 山野(下市)車庫
    • 広島県福山市山野町山野
  • 山野(田原)車庫
    • 広島県福山市山野町山野

主なターミナル

主要駅、バスのりば

広島県福山市
岡山県井原市
  • 井原バスセンター
    旧井笠鉄道・井原駅。現在は井原市が保有し、北振バスが指定管理者となっている。
    2015年に全面改築され、のりば1ヶ所、降車場2か所となり、専用の待機スペースが新設された他、井笠バスカンパニー笠岡営業所井原車庫も所在する。
    案内所では、定期券・回数券の販売を行っている。
  • 井原鉄道井原駅
  • 井原市役所芳井支所
  • 井原市役所美星支所
岡山県小田郡矢掛町
  • 矢掛バスセンター
    旧井笠鉄道・矢掛駅。井原鉄道矢掛駅とは離れた位置にあるが、現在でも「矢掛駅」の看板を掲示してあり、地元ではこちらをその呼称を使う人がいる。
    ※井笠バスカンパニー発足後、車庫が移転した井笠バスカンパニー便は「東川面」にバス停の名称を変更して乗り入れている。
  • 井原鉄道矢掛駅

過去に乗り入れていた主要駅、バス乗り場

路線

井笠鉄道から引き継いだ路線が多い。 2022年4月より、井原市芳井・美星地区で予約型乗り合いタクシー「あいあいカー」の運行開始で大幅な変更が行われた。

一般

井原バスセンターに停車中の路線車(日野リエッセ・ジーンズラッピング仕様)
井原 - 弥高山入口線
  • 井原バスセンター - 井原鉄道井原駅 - 市民病院前 - 与井 - 芳井支所前 - 川相 - 共和 - 村入 - 弥高山入口
    • 日中時間帯は、井原バスセンター~芳井支所まで。芳井支所~共和・弥高山は、あいあいカー(予約型乗り合いタクシー)が運行。
井原 - 山野田原線
  • 井原バスセンター - 井原鉄道井原駅 - 市民病院前 - 与井 - 芳井支所前 - 川相 - 川相上組 - 山野下市 - 山野田原
    • 日中時間帯は、井原バスセンター~芳井支所まで。芳井支所~川相上組(岡山県内)までは、あいあいカー(予約型乗り合いタクシー)が運行。
井原 - 佐屋線
  • 井原バスセンター - 井原鉄道井原駅 - 市民病院前 - <与井/簗瀬> - 芳井支所前 - 明治 - 佐屋
    • 芳井小学校登校日の朝の佐屋発井原バスセンター行一便のみ簗瀬経由で運行。
    • 日中時間帯は、井原バスセンター~芳井支所まで。芳井支所~佐屋は、あいあいカー(予約型乗り合いタクシー)が運行。
井原 - 美星支所前線
  • 井原バスセンター - 井原鉄道井原駅 - 市民病院前 - 興譲館高校前 - 田輪 - 谷山 - 美星産直プラザ - 美星支所前
    • 平日朝の美星支所前発井原バスセンター行一便のみ谷山 - 田輪間を直行。
矢掛 - 美星産直プラザ線
  • 矢掛 - 井原鉄道矢掛駅 - 美砂橋 - 下田 - 三山 - 美星支所前 - 美星産直プラザ
フジグラン前・中国中央病院 - 粟根 - 山野田原線
  • フジグラン前 - 中国中央病院 - 正戸山 - 平成大橋 - 加茂昭和橋(県道) - 加茂小学校前 - 芦原下(県道) - 粟根 - 苅光 - 山野下市 - 山野田原
  • フジグラン前 - 中国中央病院 - 正戸山 - 平成大橋 - 東城別(国道) - 加茂ハイツ入口(旧:加茂支所) - 芦原 - 粟根 - 苅光 - 山野下市 - 山野田原
    • 東城別経由は平日のみ運行。[注 6]
    • 2018年3月31日までは、山野田原以遠の矢川まで運行を行っていた。
    • 2023年5月1日に福山市役所加茂支所が移転したため、2024年4月1日に「加茂支所前」を「加茂ハイツ入口」へ変更した。
フジグラン前・中国中央病院 - 粟根 - 広瀬中学校・楠田線
  • フジグラン前 - 中国中央病院 - 正戸山 - 平成大橋 - 加茂昭和橋(県道) - 加茂小学校前 - 芦原下(県道) - 粟根 - 苅光 - 広瀬中学校前 - 楠田
    • 平日のみ運行。

コミュニティバス(受託運行)

井原市内循環バス
  • 井原あいあいバス - 井原地区の6路線を運行
    • 嫁いらず観音線
    • 馬越恭平線
    • 北条早雲線
    • 野上線(月・木運行)
    • ぶどうの里線(火・金運行)
    • 子守唄の里線(水・土運行)

過去の路線

矢掛 - 宇戸谷 - 備中高梁線
  • 矢掛 - 井原鉄道矢掛駅 - 上高末 - 鬼ヶ嶽温泉 - 宇戸谷 - 備中高梁駅
    • 井笠鉄道から引き継いだこの路線も、2004年9月30日をもって宇戸谷 - 備中高梁間が部分廃止された。
    • 2014年9月30日をもって矢掛 - 宇戸谷間も廃止となり、その代替として井原 - 美星線の一部の便で、美星支所前 - 宇戸谷間を延伸していた。
    • 2022年4月から井原市美星地区で予約型乗り合いタクシーの「あいあいカー」が運行されることにより、同年3月31日をもって美星支所前 - 宇戸谷間が廃止された。
フジグラン・中国中央病院・加茂支所前 - 矢川線
  • フジグラン前 - 中国中央病院 - 正戸山 - 平成大橋 - 加茂昭和橋(県道) - 加茂小学校前 - 芦原下(県道) - 粟根 - 苅光 - 山野下市 - 山野田原 - 田原診療所 - ほたる橋 - 山野原谷下 - 矢川
    • 井笠鉄道から引き継いだ路線であったが、2018年3月31日をもって山野田原 - 矢川間が部分廃止された。
    • 木曜日の一部の便が田原診療所経由としていた。
    • 2018年の部分廃止によって、これ以降、終着場であった矢川集落は交通難民となる事を余儀なくされた[6]
加茂支所前 - 粟根 - 山野田原線
  • 加茂支所前 - 芦原 - 粟根 - 苅光 - 山野下市 - 山野田原
    • 2024年3月31日をもって加茂支所前発着便は廃止されてフジグラン前発着便へ統合された[4][5]

予約型乗り合いタクシー「あいあいカー」が運行されることにより2022年3月末で廃止

井原 - 村入・共和線
  • 井原バスセンター - 井原鉄道井原駅 - 市民病院前 - <与井/簗瀬> - 芳井支所前 - 村入 - 共和
    • 村入・共和発着便は廃止されて弥高山線へ統合された。
井原 - 三山・黒萩・宇戸谷線
  • 美星支所前 - 三山 - 下田 - 黒萩
    • 平日・土曜日一日一往復のみ運行されていたが、美星支所前 - 黒萩間が部分廃止された。
  • 美星支所前 - 三山 - 下田 - 宇戸谷(矢掛 - 宇戸谷線が2014年9月30日で廃止になったことにより、美星支所前 - 宇戸谷間を延伸していた)
    • 平日のみ運行していたが、美星支所前 - 宇戸谷間が部分廃止された。
矢掛 - 平谷線
  • 美星産直プラザ - 平谷
    • 美星産直プラザ - 平谷間が部分廃止された。

おかやま愛カードでの割引

「おかやま愛カード[注 7]」提示で、井原あいあいバスを除く路線バスの岡山県内で乗降した場合に運賃を半額に割引[注 8]

車両

いすゞ自動車日野自動車三菱ふそう製の車両を保有。

車両番号について

車両には、1台ごとに車両番号と呼ばれる番号が付与されている。車両にはアルファベット1文字と3桁・もしくは4桁(井笠鉄道からの移籍車)の番号が付けられており、以下の法則に基づいている。

例:Z001

Z 0 01
メーカー 年式 固有番号
  • メーカー
    F…三菱ふそう
    H…日野
    Z…いすゞ
    N…日産
    T…トヨタ
  • 年式
    年式の西暦の下2桁
  • 固有番号
    1桁で年式別の連番
    井笠鉄道からの移籍車は2桁になり、井笠時代の年式別の連番

主な車両

路線車
  • 日野リエッセ
    • 前扉車と、前中扉車の両方在籍している。
    • 前扉車のうち2両は、井原特産のジーンズをイメージしたラッピングを施している。
    • 4両は、井原市内循環バス(井原あいあいバス)塗装。
  • 三菱ふそうローザ
貸切車
中型貸切車
小型貸切車

過去の主な車両

路線車
貸切車
  • いすゞスーパークルーザー(富士重7HD架装・U-LV771R)(富士重7S架装・U-LV771R)
  • 日野セレガ(富士重7S架装・U-RU3FSAB)
  • 日野セレガFD、GJ(U-RU2F系)
  • 三菱ふそうエアロバス(U-MS826P)
    • 全て井笠鉄道からの移籍車
中型貸切車
小型貸切車

脚注

注釈

  1. ^ 大型バス12台、中型バス3台、小型バス2台
  2. ^ 井笠鉄道のバス事業を承継した井笠バスカンパニーや、その関連会社である両備ホールディングス中国バスと資本関係はない。
  3. ^ 井原バスセンターが改築されるまでの本社所在地であり、本社移転後も運行面はこちらで管理している。
  4. ^ 2024年3月31日をもって中国バス加茂線が廃止されたことに伴い、中国中央病院で中国バスの福山 - 中国中央病院線(12号線2系統・1号線2系統)・福山 - 中国中央病院 - 新市 - 府中 - 三郎の滝 - 市線(12号線1系統・1号線2系統)・井笠バスカンパニーの福山 - 国道 - 福山市民病院 - 中国中央病院線(83号線・8号線3系統)と接続することになった。
  5. ^ 2004年10月1日に高梁市の合併に伴い同路線の補助金が同月より廃止されたため。
  6. ^ 東城別経由は加茂昭和橋(国道)に停車しない(中国中央病院・フジグラン前方面は中野南交差点を右折(南進→西進)するが、交差点南側にバス停があるため経由しない。粟根・山野下市・山野田原方面は中野南交差点を左折(東進→北進)後に交差点北側のバス停を経由するが停車しない)ため、平成大橋(中野南交差点の西側)を利用することになる。なお、加茂昭和橋(県道)は両方向とも中野南交差点の東側にある。
  7. ^ 運転免許証を自主返納した岡山県内居住の65歳以上の高齢者に対し、交付されるカード
  8. ^ 10円未満の端数は切り上げ。定期券や他の割引との重複はなし。乗降が広島県内の場合は割引適用外。

出典

  1. ^ 2012年12月17日付登記。
  2. ^ 中国新聞(井笠版)、2012年10月31日付。中国新聞備後本社
  3. ^ 「フジグラン前・加茂支所前~山野・矢川線」の一部路線廃止およびダイヤ改正のお知らせ (PDF)
  4. ^ a b 令和6年4月1日改正について”. 北振バス (2024年3月12日). 2024年4月1日閲覧。
  5. ^ a b 【2024年3月29日(金)】加茂線運行終了のお知らせ”. 中国バス (2024年3月12日). 2024年4月1日閲覧。
  6. ^ RSK地域スペシャル メッセージ』2018年4月25日 放映分より

参考文献

外部リンク

Strategi Solo vs Squad di Free Fire: Cara Menang Mudah!