佐伯 亮(さえき まこと、1938年2月24日 - 2008年11月3日)は、日本の作曲家・編曲家。馬場良の別名を持つ。
人物
東京都中野区出身。明治大学法学部卒業。マンドリン倶楽部に在籍し、卒業後古賀政男に師事。
1961年、コロムビアレコード専属の作曲家となる。翌年、美空ひばり「恋の曼珠沙華」で日本レコード大賞編曲賞受賞。さらに翌年、美空ひばり「柔」のレコード大賞受賞を機に、一気にトップ編曲家の地位を確保した。
1972年、編曲を担当したぴんからトリオの「女のみち」は400万枚を越す未曽有の大ヒットとなった。
美空ひばりのステージにおける音楽監督を25年間務めた事でも有名である。変わったところでは、競艇で1991年 - 2010年まで使われた、一般競走の際のファンファーレ(優勝戦は除く)の作曲を担当していた[1]。
2006年、氷川きよし「一剣」で第48回日本レコード大賞(編曲)受賞。
2008年11月3日、尿管癌のため死去[2]。
主な編曲楽曲
佐伯亮名義
- 上杉香緒里
- 「むらさき海峡」(2003年)
- 「海峡こえて」(2004年)
- 「おんな酒」(2006年)
- 「波止場うた」(2007年)
- 金田たつえ
- 「女の暦」(1989年)
- 「つれあい」(1990年)
- 冠二郎
- 「みれん酒」(1983年)
- 「さだめ舟」(1984年)
- 「北海あばれ節」(1987年)
- 小林幸子
- 「ウソツキ鴎」「母恋いおけさ」「私しゃみなしご角兵ヱ獅子」(1964年)
- 「花笠むすめ」「小楠公」「ちびっ子数え唄」「ちびっ子役者」「夕焼け小僧」(1965年)
- 「潮来十三夜」(1966年)
- 「太陽は教える」「たんぽぽの丘」(1967年)
- 新沼謙治
- 「木枯しの詩」(1979年)
- 「ちいさな春」(1981年)
- 「おもかげ遠歌」(1999年)
- 細川たかし
- 「しあわせ音頭」(1980年)
- 「浪花節だよ人生は」(1984年)
- 「湯けむり情話」(1986年)
- 「恋の酒」(1993年)
- 「ふたり道」(1995年)
- 「女のしぐれ」(1996年)
- 「冬の宿」(1997年)
- 「夢のゆめ〜近松恋物語り〜」(1999年)
- 真木ことみ
- 「いのち川」(2003年)
- 「旅路川」(2004年)
- 「きずな川」(2005年)
- 「もどり舟」(2006年)
- 「おもいで橋」(2007年)
- 「花ふたつ」(2008年)
馬場良名義
- 香西かおり
- 「雨酒場」(1988年)
- 「恋舟」(1990年)
- 「流恋草」(1991年)
- 「恋紅葉」(1992年)
- 「望郷十年」(1999年)
- 伍代夏子
- 「雪中花」(1992年)
- 「鳴門海峡」(1996年)
- 「憂愁平野」(1997年)
- 伸歌華
- 山下ひろみ
- 「みれん船」(1993年)
- 「泣くな玄太郎」(1995年)
脚注
出典