下多賀神社(しもたがじんじゃ)は、静岡県熱海市下多賀にある神社。
多賀小学校・多賀幼稚園に隣接した、下多賀地区の中心的な神社である。
歴史
慶長年代以前は「中村大明神」と称し、1679年(延宝7年)に「松尾大明神」、そして1873年(明治6年)に現在の「下多賀神社」へと改名された[1]。
下多賀地区の山中には江戸城の築城石の石切場(石丁場)があったが(江戸城石垣石丁場跡)、当神社の所在地の昔の字「新釜」には、築城石を管理する「石番」が置かれていたと、福岡藩の史料に記されている[2][3]。国道135号沿いの沿岸部には、その築城石の船積場跡があり、例大祭における御旅所になっている[3]。
来宮神社、多賀神社、阿治古神社などと同じく、「鹿島踊り」の風習があり、市の民俗無形文化財に指定されている[4]。
祭神
上多賀地区の多賀神社と同じ[1]。
境内
境内社
その他
植物
祭事
- 水浴びせ式/水浴びせ踊り(1月2日)[5]
- 天王祭(7月13日)[6] - 元来は隣接する中野地区(住所上は下多賀地区に包含)の津島神社(祭神・素戔嗚(牛頭天王))の例大祭だったものを、同じ下多賀地区として、また熱海市内の他地区の7月の夏祭りと連動する格好で行うようになった[7]。
- 例大祭(10月中旬、2日間)[1] - 宵宮祭と本祭[8][9]。
周辺
北脇を宮川(みやがわ)が流れている。
南隣りに熱海市立多賀小学校・多賀幼稚園がある。
アクセス
- 東海バス : バス停「下多賀」と「JA下多賀支店」の狭間。徒歩1分。
脚注