ラキース・リー・“キース”・スタンフィールド(LaKeith Lee "Keith" Stanfield, 1991年8月12日 - )は、アメリカの俳優・ラッパー。2013年の映画『ショート・ターム』への出演で知られる。
生い立ち
カリフォルニア州サンバーナーディーノで生まれ、同州リバーサイドやヴィクターヴィルで育つ[1]。スタンフィールドは「引き裂かれた機能不全家族でとても貧しく育った」と発言している[2]。14歳で高校の演劇部に入部し、俳優を志す[2]。その後通ったロサンゼルスの演劇スクールでマネージャーと出会い、CMのオーディションを受けるようになった[1]。
キャリア
スタンフィールドは2009年の短編映画「Short Term 12」で映画に初出演した。「Short Term 12」はデスティン・ダニエル・クレットンがサンディエゴ州立大学の卒業制作として監督した作品で、2009年のサンダンス映画祭で上映され審査員賞を受賞した[2]。その後はいくつかの短編映画に出演したのち数年間俳優業を離れ、クレットンから再び声がかかるまで造園業やAT&T、合法大麻工場など様々な職を転々とした[3]。スタンフィールドはクレットン初の長編映画『ショート・ターム』およびその元となった2009年の短編映画の両作に出演した唯一の俳優である[4]。
『ショート・ターム』は2013年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で審査員大賞を受賞し、スタンフィールドはインディペンデント・スピリット賞助演男優賞にノミネートされた[3]。クレットンとスタンフィールドによって書かれた劇中のラップ曲「So You Know What It's Like」は高い評価を集め、ノミネートには至らなかったもののアカデミー賞歌曲賞の有力候補と目された[4]。
2014年、スタンフィールドは映画『パージ:アナーキー』および『グローリー/明日への行進』に出演し、後者では公民権運動家ジミー・リー・ジャクソン(英語版)を演じた。2015年にはサンダンス映画祭で高い評価を集めた『DOPE/ドープ!!』、『ストレイト・アウタ・コンプトン』、オリバー・ストーンが監督した『スノーデン』、またラン・ザ・ジュエルズ「Close Your Eyes (And Count to Fuck)」のミュージックビデオなどに出演[5]。『ストレイト・アウタ・コンプトン』ではスヌープ・ドッグを演じた。
私生活
詩人、ラッパーでもあり、Moorsというバンドのメンバーである[3]。
出演作品
映画
テレビ
出典
外部リンク