『ハリウッド・リポーター』(The Hollywood Reporter, THR)とは、映画、テレビなどのエンターテインメント業界の情報を扱う週刊誌、ならびに隔月の特集誌、季刊のグラビア誌、ウェブサイト、PDFの新聞、iPadアプリケーション、およびイベントを指す[1]。
1930年9月3日、ウィリアム・ウィルカーソンによって日刊紙として発行された[2]。ハリウッド最初の業界紙であり、同じく1930年代に映画業界紙として刊行を開始し拡大を遂げた『バラエティ』とよく比較される。2010年10月に週刊化[3]。さまざまな企業による保有を経て、2006年にVNU(現・ニールセン・カンパニー(英語版))が買収。からはペンスケ・メディア(英語版)[注釈 1]傘下にある[4]。
日本における企業活動
2021年10月1日よりハリウッド・リポーター(THR)[5]は日本のデジタル・メディア会社ハーシー・シガ・グローバル(HSG)[6]と業務を提携し、日本市場に再びエンターテイメント誌を進出させることを発表[7]。同日よりHSGはPR、デジタル、イベント広告および日本全国のスポンサーシップを含むTHRの営業を担当することとなり、以来、日本の人材を海外に紹介する[8][9]などしてきた。かつて創立編集者ティチ・ウィルカーソン・カッセルの時代に後者[6]と協力しており、両者には長い歴史がある[7]。
日本版『ザ・ハリウッド・リポーター・ジャパン』の展開
2023年1月より、米誌『ハリウッド・リポーター』の日本版として、『ザ・ハリウッド・リポーター・ジャパン』の展開を開始した。[10]『ザ・ハリウッド・リポーター・ジャパン』[11] は、ザ・ハリウッド・リポーターLLC[12]のライセンスに基づき、ハーシー・シガ・グローバル株式会社 によってデジタル展開されている。日本の映画・テレビ業界、アニメ市場や芸能事務所に特化し、国内・海外問わず映画、テレビ関連のエンタメ記事を幅広くカバーしている。『ザ・ハリウッド・リポーター・ジャパン』の会長は志賀 司氏[13]が務める。
参考文献
脚注
注釈
- ^ 旧来は2009年12月からプロメテウス・グローバル・メディア傘下[4]。
出典
関連項目
外部リンク