マーティン・ガードナー (英語: Martin Gardner、1914年10月21日 - 2010年5月22日) は、アメリカ合衆国の数学者、著述家、アマチュア手品師。科学的懐疑論者であり、疑似科学・超常現象批判でも知られている。生涯に70冊以上もの著作を遺した。
人物
オクラホマ州タルサ出身。
『サイエンティフィック・アメリカン』 (日本版は『日経サイエンス』) 誌上で1956年~1981年まで25年に渡って連載したコラム「数学ゲーム」で著名。抜き打ちテストのパラドックスもこのコラムで初めて紹介された。オーソドックスな数理パズルからブロックパズル・チェスやオセロなどのボードゲーム・パラドクス・数学の最新のテーマのわかりやすい解説などで、幅広い層の読者に人気を博した。
また『アイザック・アシモフズ・SFマガジン』に、1970年代後期~1980年代初期に「パズル」のコラムを書いた。さらに、疑似科学・超常現象を批判的に研究するアメリカの団体CSICOP(サイコップ)の会員であり、CSICOPの機関紙『スケプティカル・インクワイラー』に1983年から2002年まで、コラム「フリンジ・ウォッチャーのノート」(最初は「サイ・ウォッチャーのノート」)を連載した。
著書には疑似科学・超常現象を扱ったものも多く1952年の『奇妙な論理』は現代懐疑論の古典とされている。
1987年スティール賞受賞。2010年5月22日に逝去。95歳没。彼の功績を称えて、小惑星 (2587) ガードナーが彼の名を取り命名されている[2]。
著書
原著
- In the Name of Science. G. P. Putnam's Sons. (1952) - 日本語版『奇妙な論理』の原著。
- Fads and Fallacies in the Name of Science. Dover. (1957). ISBN 0-486-20394-8 - In the Name of Science の増補改訂版。
単著
編著
脚注
関連項目
外部リンク