ブライス・クリストファー・ヤング(Bryce Christopher Young, 2001年7月25日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのカロライナ・パンサーズに所属している。ポジションはクォーターバック。
経歴
ハイスクール
高校4年目のシーズンに4,528パス獲得ヤード、58のパッシングTDを記録し、ロサンゼルス・タイムズの高校最優秀選手賞、カリフォルニア州のゲータレード年間最優秀選手賞、USAトゥデイの高校最優秀攻撃選手賞を受賞した[1]。
高校通算で13,520パス獲得ヤード、150のパッシングTDを記録し、世代最高のクォーターバックとして主要サイトから5つ星評価された[2]。当初はUSCに進学予定だったが、進路を変更してアラバマ大学へ進学した[3]。
カレッジ
1年目の2020年シーズンはマック・ジョーンズの控えとして9試合に出場し、156パス獲得ヤード、1つのパッシングTDを記録した。このシーズン、チームはCFPナショナルチャンピオンシップで優勝した[4]。
アラバマ大学でのヤング
(2021年)
ジョーンズが2021年のNFLドラフトで指名されてチームを去り、2021年シーズンから先発に定着した。2021年11月20日のアーカンソー大学戦で559パス獲得ヤードを記録し、アラバマ大学クォーターバックの1試合における最多パス獲得ヤード記録を更新した[5]。チームは連覇を目指し2年連続でCFPナショナルチャンピオンシップに進出したが、ジョージア大学に敗れた[6]。このシーズンはパス成功確率67%、4,872パス獲得ヤード、レーティング167.4を記録するなどエースとして活躍し、アラバマ大学出身のクォーターバックとしては史上初となるハイズマン賞を受賞した[7][8]。他にもAP通信カレッジフットボール最優秀選手賞や、SEC最優秀攻撃選手賞など、数々の賞を受賞した[9]。
2022年シーズン、ユタ州立大学との開幕戦で195パス獲得ヤード、100ラン獲得ヤードを記録して勝利した。このシーズンはパス成功確率64.5%、3,328パス獲得ヤードを記録した。シーズン終了後、2023年のNFLドラフトにアーリーエントリーした[10]。
個人成績
シーズン
|
試合
|
パス
|
ラン
|
試合 |
先発 |
記録 |
成功 |
試投 |
成功 確率 |
ヤード |
平均 |
TD |
イン ター セプト |
レー ティ ング |
回数 |
ヤード |
平均 |
TD
|
2020
|
7 |
0 |
— |
13 |
22 |
59.1 |
156 |
7.1 |
1 |
0 |
133.7 |
9 |
-23 |
-2.6 |
0
|
2021
|
15 |
15 |
13−2 |
367 |
548 |
67.0 |
4,872 |
8.9 |
47 |
7 |
167.4 |
81 |
0 |
0.0 |
3
|
2022
|
12 |
12 |
10−2 |
245 |
380 |
64.5 |
3,328 |
8.8 |
32 |
5 |
163.2 |
49 |
185 |
3.8 |
4
|
通算 |
34 |
27 |
23−4 |
624 |
949 |
65.8 |
8,356 |
8.8 |
80 |
12 |
165.0 |
139 |
162 |
1.2 |
7
|
カロライナ・パンサーズ
プレドラフト測定結果
身長 |
体重 |
腕 の 長 さ |
手 の 大 き さ
|
5 ft 10+1⁄8 in (178 cm)
|
204 lb (93 kg)
|
30+1⁄2 in (77 cm)
|
9+3⁄4 in (25 cm)
|
All values from the NFL Combine[11]
|
2023年のNFLドラフトにて、全体1位でカロライナ・パンサーズから指名された。全体1位指名権は当初シカゴ・ベアーズが保持していたが、パンサーズがD・J・ムーアと複数のドラフト指名権とのトレードでこれを獲得していた[12]。2023年7月29日に4年総額3,790万ドルのルーキー契約を結んだ[13]。
2023年シーズン
アトランタ・ファルコンズとの開幕戦で先発出場してNFLデビューを果たし、ヘイデン・ハースト(英語版)へのパスでキャリア初となるパッシングTDを記録したが、相手のジェシー・ベイツに2つのインターセプトを許し敗れた[14]。第3週は足首の捻挫により欠場した。第8週のヒューストン・テキサンズ戦で235パス獲得ヤード、1つのパッシングTDを記録し、初勝利した[15]。第15週のファルコンズ戦では167パス獲得ヤード、95ヤードの決勝ドライブを成功させて勝利し、チームの連敗を6で止めた[16]。翌週のグリーンベイ・パッカーズ戦では312パス獲得ヤード、2つのパッシングTDを記録するなどシーズン最高のパフォーマンスだったが、チームは敗れた[17]。シーズン全体で2,877パス獲得ヤード、パス成功確率59.8%、11のパッシングTD、10のインターセプトを記録した。
人物
同学年で同じクォーターバックのC・J・ストラウドとは高校時代からの友人であり、2023年のNFLドラフトでは自身が全体1位、ストラウドが2位で指名された。
詳細情報
年度別成績
レギュラーシーズン
シーズン
|
チーム
|
試合
|
パス
|
ラン
|
サック
|
ファンブル
|
試合 |
先発 |
記録 |
成功 |
試投 |
成功 確率 |
ヤード |
平均 |
最長 |
TD |
イン ター セプト |
レー ティ ング |
回数 |
ヤード |
平均 |
最長 |
TD |
被サック |
喪失 ヤード |
ファンブル |
ロスト
|
2023 |
CAR
|
16 |
16 |
2–14 |
315 |
527 |
59.8 |
2,877 |
5.5 |
48 |
11 |
10 |
73.7 |
39 |
253 |
6.5 |
26 |
0 |
62 |
477 |
11 |
6
|
通算 |
16 |
16 |
2–14 |
315 |
527 |
59.8 |
2,877 |
5.5 |
48 |
11 |
10 |
73.7 |
39 |
253 |
6.5 |
26 |
0 |
62 |
477 |
11 |
6
|
脚注
外部リンク
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クォーターバック
ランニングバック
ワイドレシーバー
タイトエンド
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オフェンシブライン
ディフェンシブライン
|
|
ラインバッカー
ディフェンスバック
スペシャルチーム
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リザーブリスト
練習生
Roster December 27, 2023現在
アクティブ 51名 インアクティブ 14名 練習生 16名 (+免除1名)
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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年代の分類は初先発のシーズンによる |
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1930年代 | |
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1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
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1930年代 | |
---|
1940年代 | |
---|
1950年代 | |
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1960年代 | |
---|
1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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