『チョコレート・スターフィッシュ・アンド・ザ・ホット・ドッグ・フレイヴァード・ウォーター』(Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water)は、アメリカ合衆国のミクスチャー・ロック(ニュー・メタル)バンド、リンプ・ビズキットのサード・アルバム。全米だけで800万枚、全世界で1,200万枚以上のセールスを記録している[1]。
概要
収録曲
- イントロ - "Intro" - 1:18
- ホット・ドッグ - "Hot Dog" - 3:51
- アルバムの中でもダーティな曲で、歌詞に「fuck」が46回も登場する。ナイン・インチ・ネイルズの「Closer」の一部も用いられている。
- マイ・ジェネレーション - "My Generation" - 3:43 - 2ndシングル
- 歌詞はザ・フーの「マイ・ジェネレーション」やガンズ・アンド・ローゼズの「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」等から用いられている。
- ミュージックビデオにはアメリカのファイル共有サービス、Napsterがスポンサーを務めた無料ツアーの様子が使われている。
- フル・ネルソン - "Full Nelson" - 4:08
- マイ・ウェイ - "My Way" - 4:32 - 4thシングル
- WWE主催レッスルマニアのテーマ曲。映画『ワイルド・スピード』のトレーラーで使用された。
- ローリン (エア・レイド・ヴィイクル) - "Rollin' (Air Raid Vehicle)" - 3:34 - 3rdシングル
- バンドのキャリアの中では最もヒットしたシングルカット曲。プロレスラーのジ・アンダーテイカーの入場曲としてWWEファンの間では有名。
- ミュージックビデオはワールドトレードセンターの頂上で撮影。俳優ベン・スティラーが友情出演。
- そのビデオがMTVで賞を獲ったため、後にワールドトレードセンターは撮影参加へのお礼の手紙をフレッドに贈っている。受け取り日は、奇しくもアメリカ同時多発テロ事件が起きる前日であった[4]。
- リビン・イット・アップ - "Livin' It Up" - 4:24
- アルバム・コンセプトの「Chocolate Starfish」とフレッドの関連性が語られている。
- ザ・ワン - "The One" - 5:44
- ゲッチャ・グルーヴ・オン - "Getcha Groove On" - 4:29
- ラッパーのイグジビットをフィーチャリング。
- テイク・ア・ルック・アラウンド - "Take a Look Around" - 5:22 - 1stシングル
- 映画『ミッション:インポッシブル2』のエンディング曲。2001年のグラミー賞ベスト・ロック・パフォーマンス部門にノミネート。
- フレッド自ら撮影したミュージックビデオだが、内容面に不満があることから公開は一部地域に留まり、映像作品としても収録されていない。
- イトゥル・ビー・OK - "It'll Be OK" - 5:07
- ボイラー - "Boiler" - 5:36 - 5thシングル - 曲の終わりに1分程の隠しトラックが続く。
- ミュージックビデオはピンク・フロイド『ザ・ウォール』のオマージュ。ウェス・ボーランドはこの撮影を最後にバンドを脱退(現在は復帰)。
- ホールド・オン - "Hold On" - 5:48
- 元ストーン・テンプル・パイロッツのスコット・ウェイランドが参加。
- ローリン (アーバン・アサルト・ヴィイクル) - "Rollin' (Urban Assault Vehicle)" - 6:22
- ラッパーのDMX、メソッド・マン、レッドマンをフィーチャリング。
- アウトロ - "Outro" - 4:50 - 曲の終わりに2分程の隠しトラックが続く。
- サンプリングに俳優ベン・スティラー、マーク・ウォールバーグらの会話が使われている。
脚注