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この項目では、競走馬について説明しています。馬名の由来となった鉱物については「シンハリ石」をご覧ください。 |
シンハライト(英:Sinhalite)は、日本中央競馬会 (JRA) に登録されていた競走馬である。主な勝ち鞍は2016年の優駿牝馬(GI)、ローズステークス(GII)、チューリップ賞(GIII)。
馬名は宝石名で、輝かしい成績をおさめられるようにと、母名より連想されたものである[4]。
経歴
2015年
2015年7月、函館競馬場でのゲート試験に池添謙一騎乗で合格[5]。その縁が元で、同年10月10日京都競馬場で池添を背にデビュー。道中3・4番手に位置取り、直線で先頭に立つとそのまま押し切り1番人気に応えた[6]。
2016年
年明け初戦は1月17日の紅梅ステークス。直線で豪快な末脚を繰り出して快勝[7]。3月5日のチューリップ賞は最後の直線でジュエラーとの接戦となったがハナ差制してデビュー3連勝となった[8]。4月10日の桜花賞に2番人気で出走、直線早めに抜け出すもゴール前でジュエラーにかわされ、数センチ (cm) 単位のハナ差2着に敗れる[9]。5月22日の優駿牝馬はジュエラーの骨折による回避もあり1番人気に推され、道中後方に構えて脚を溜め、直線で馬群を割って抜け出しGI初制覇を果たした[10][注釈 1]。
4か月の休養を経て、ローズステークスに出走。このレースでは、桜花賞馬のジュエラーとの再対決に注目が集まった[12]。レースでは道中中団に位置し、最後の直線で末脚を炸裂させて差し切り、前哨戦をものにした[13]。その後、秋華賞に向けて調整されていたが、10月5日に左前浅屈腱炎が判明、9カ月以上の休養を要する見込みとなり、秋華賞への出走を断念した[14]。
北海道安平町のノーザンファームで経過をみていたが、良化がみられず、11月16日、所属するキャロットクラブから引退が発表され[15]、翌11月17日付で競走馬登録を抹消された[3]。引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となる[3]。
競走成績
競走日 |
競馬場 |
競走名 |
格 |
距離(馬場) |
頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 |
タイム (上り3F) |
着差 |
騎手 |
斤量 |
1着馬(2着馬)
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2015.10.10
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京都
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2歳新馬
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芝1600m(良)
|
15
|
6
|
10
|
002.40(1人)
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01着
|
01:36.3(34.7)
|
-0.2
|
池添謙一
|
54kg
|
(オウケンビリーヴ)
|
2016.01.17
|
京都
|
紅梅S
|
OP
|
芝1400m(良)
|
13
|
6
|
9
|
003.00(1人)
|
01着
|
01:21.5(33.7)
|
-0.0
|
池添謙一
|
54kg
|
(ワントゥワン)
|
0000.03.05
|
阪神
|
チューリップ賞
|
GIII
|
芝1600m(良)
|
16
|
6
|
11
|
005.60(2人)
|
01着
|
01:32.8(33.0)
|
-0.0
|
池添謙一
|
54kg
|
(ジュエラー)
|
0000.04.10
|
阪神
|
桜花賞
|
GI
|
芝1600m(良)
|
18
|
6
|
12
|
004.90(2人)
|
02着
|
01:33.4(33.7)
|
-0.0
|
池添謙一
|
55kg
|
ジュエラー
|
0000.05.22
|
東京
|
優駿牝馬
|
GI
|
芝2400m(良)
|
18
|
2
|
3
|
002.00(1人)
|
01着
|
02:25.0(33.5)
|
-0.0
|
池添謙一
|
55kg
|
(チェッキーノ)
|
0000.09.18
|
阪神
|
ローズS
|
GII
|
芝1800m(重)
|
15
|
4
|
7
|
001.60(1人)
|
01着
|
01:46.7(33.7)
|
-0.0
|
池添謙一
|
54kg
|
(クロコスミア)
|
繁殖成績
血統表
脚注
注釈
- ^ なお、最後の直線で外側に斜行し、他馬と接触・バランスを崩したことにより、鞍上の池添謙一は2日間の騎乗停止となった[11]。
出典
関連項目
外部リンク
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(旧)最優秀4歳牝馬 |
1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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最優秀3歳牝馬 |
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- 1 2001年より馬齢表記法が数え年から満年齢に移行
*2 1972年、1981年は2頭が同時受賞 *3 1954-1971年は「啓衆社賞」、1972-1986年は「優駿賞」として実施。
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1930年代 | |
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1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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