バンドは、「長い夜(25 or 6 to 4)」(48位)のリメイクを最新の技術で録音して発表したが、このリメイク版がチャートを登ることはなかった。ロンボーン奏者のジェイムズ・パンコウが旧録音のラムの曲には共作者としてクレジットされていた。zシカゴは、なんとかバラッド・モードに立ち戻り、続けて「スティル・ラヴ・ミー(Will You Still Love Me?)」(3位)、そして「フェイスフル(If She Would Have Been Faithful...)」(17位)が大きなヒットとなった。新しくバンドに加入したシェフは、これらの3曲すべてでリード・ヴォーカルを担当していた。アルバムでは、短いアカペラの管楽器のリフで演奏したパンコウの「フリー・フライト」をフィーチャーしていた。『シカゴ18』は、ゴールド・ディスクにはなったものの、セテラがバンドを脱退した後、セールス面では明らかに急落する結果となった。(『シカゴ17』は、6つのプラチナ・ディスクを獲得している。)このアルバムのチャート順位は芳しくなく、最高で35位までしか上がらなかった。したがってこの時から、シカゴはシングル・ヒットを飛ばすバンドではあるが、アルバムはほどほどにしか売れないグループだとみなされるようになった。
「When Will the World Be Like Lovers?」 (Robert Lamm/Bill Champlin/Jason Scheff) - 4:24
この曲は、デイヴィッド・フォスターが参加した「シカゴ18」のセッション中に録音されたものだが、結局アルバムには収録されなかった。以後は、オンラインの海賊版で聴くことができる。再録音されたバージョンは1995年のロバート・ラムのアルバム『ライフ・イズ・グッド・イン・マイ・ネイバーフード(Life Is Good In My Neighborhood)』に収録されている。