エクセルシオール(Excelsior Motor Co )は、かつて存在したイギリスのオートバイ製造会社(メーカー)。同社は、1896年にイギリスで初めてオートバイを事業化した企業である。
歴史
創業
エクセルシオールは、1874年にペニー・ファージング型自転車『Bayliss』の製造会社としてコヴェントリーで設立されたBayliss, Thomas and Coを起源とする。その後オートバイ製造に乗り出し、1910年に社名をエクセルシオールに変更した。当初は、ミネルバ(en)やデ・ディオンまたはモーリスなどからエンジンの供給を受けていたが、やがて自社製造に踏み切った。1914年にはJAP(イギリス人J.A.プレストウイッチ(en)のイニシャルから取られた[1])式V型二気筒エンジンの製作を始めた。この当時、エクセルシオールはロシア帝国政府へもオートバイを輸出していたが、これがロシア革命によって潰え、過剰な在庫を抱えてしまった。