イオンスタイル碑文谷(イオンスタイルひもんや)[4]は東京都目黒区碑文谷四丁目にある、イオンリテール株式会社が運営する大型商業施設(ショッピングセンター)である。
前身はダイエー碑文谷店であり、旧:ダイエー運営時代[5]の店番号は0284[注釈 1]。
概要
鉄骨鉄筋コンクリート造の地上7階・地下1階の巨艦店舗(後述)。都道312号(目黒通り)沿線に存在する。
開業当初の名称は碑文谷ショッパーズプラザだったが、2016年5月時点は左記の名称は公式には使われず、ダイエー碑文谷店の名称を表向きは前面に出していた。
なお、フロア毎の商品展開を商品別ではなく、目的別にした店舗は日本初であり、このため開店当初は多くの視察者が来たという。
旗艦店舗
目黒区碑文谷地区にあるためダイエー時代は、神奈川県の東戸塚店(現:イオンスタイル東戸塚)、大阪府の京橋店(その後、イオン京橋店に改称後2019年9月30日に完全閉店)、兵庫県の甲子園店(現:コロワ甲子園)、福岡県のショッパーズ福岡店(現:イオンショッパーズ福岡店)と共に旗艦店舗として知られていた[5]。また、都心近隣の大型店舗であることから新浦安店(現:イオン新浦安ショッピングセンター)と並んでメディアへの露出機会が多い店舗でもあった[5]。またイオンとなってもイオンスタイル品川シーサイドと並んでメディア露出は多い。
フロア構成
本館
ダイエー時代では地下1階は駐車場となっており、1階は食料品、2階は食料品とビューティ・ヘルスケア、3階・4階は衣料品、5階 - 7階は住まいの品をそれぞれ扱っており、7階にフードコートが設置されていた。
別館は、ABCマートに変わり、スポーツギャラリーは規模を縮小して本館に移った。
ヤマダ電機やらんらんらんど、フードコートなど店内のテナントは2016年5月5日までに順次営業を終了した[5][6]。
そして、2016年12月16日に店舗名を「イオンスタイル碑文谷」に改め、先行で1階から4階をオープン。2017年3月30日に5階から7階もオープンし、全館リニューアルオープンした。
フロア構成も刷新され、食料品のフロアは1階が生鮮とデリカ、2階が加工品とリカーにカテゴリごとにフロア分けされ、3階はレディースファッションと美容のフロア、4階は暮らしと健康のフロア、5階がメンズファッションと趣味と書籍のフロア、6階がキッズとベビーのフロア、7階が暮らしサポートとレストランのフロアとされている[7][8]。
食料品フロアでは区内にある、パスコイーストカンパニー目黒工場で生産される限定商品「碑文谷パン・ド・ミ」が販売されている[9]。
沿革
- かつてはサンウエーブ工業の工場が存在し、経営破綻時に閉鎖。後に横井英樹率いる「トーヨーボール」が日本最大級のボウリング場を計画したが、工事中にボウリングブームが終焉したことにより計画を変更。ビル用途をボウリング場から商業施設に変更しダイエーが使用することとなった[10]。そのため、スーパー単独建造物としては特徴がある造りとなっている。
売上
この統計は、日経流通新聞および日本経済新聞が調査して順位付けしたものである。碑文谷店は、旗艦店舗であるが故に後に登場する大型ショッピングセンターよりも売上が多い。
年度
|
スーパー業界
|
ダイエー内
|
小売総合
|
売場面積
|
売上
|
1982年
|
10位
|
5位
|
なし
|
41位
|
137億6500万円
|
1983年
|
8位
|
5位
|
なし
|
32位
|
140億6600万円
|
1984年
|
7位
|
4位
|
なし
|
34位
|
148億1600万円
|
1985年
|
5位
|
4位
|
なし
|
39位
|
159億9000万円
|
1986年
|
5位
|
3位
|
なし
|
40位
|
168億2600万円
|
1987年
|
4位
|
3位
|
なし
|
25位
|
187億1300万円
|
1988年
|
4位
|
3位
|
なし
|
26位
|
199億1700万円
|
1989年
|
5位
|
3位
|
なし
|
28位
|
202億5800万円
|
1990年
|
5位
|
3位
|
なし
|
32位
|
211億300万円
|
1991年
|
5位
|
3位
|
148位
|
なし
|
210億2100万円
|
1992年
|
5位
|
3位
|
150位
|
なし
|
205億4100万円
|
1993年
|
5位
|
4位
|
149位
|
なし
|
201億4100万円
|
アクセス
脚注
注釈
- ^ 公式サイトの当該店舗URL末尾は「shopid=0284」と表記される。
出典
関連項目
外部リンク