アーロン・ハダッド (Aaron Steven Haddad 、1982年 8月3日 - )は、アメリカ合衆国 のプロレスラー 。マサチューセッツ州 ウースター 出身[ 1] 。
来歴
WWE
2001年 、WWE のトライアウトを受け、数試合行い合格。WWEと契約を交わし入団。OVW にてトレーニングを開始、2002年 にプロレスラーとしてデビュー。
アーロン・スティーブンス時代
2006年 8月、WWEに昇格。SmackDown! にてアイドル・スティーブンス (Idol Stevens )のリングネーム でデビュー。KCジェームズ & ミシェル・マクール と組み、ティーチャーズ・ペッツ (Teachers Pets )なるユニットを結成。タッグチーム として頭角を現し、WWE・タッグチーム王座 に数回挑戦するものの獲得することができず、徐々に出番が減りジェームスとスティーブンスはOVWに降格となった。
OVWに降格してからはシングルとして活動。OVWヘビー級王座を獲得するなどしたが、WWEに呼び戻されることなく2007年 8月に解雇となった。
インディー団体
その後各インディー団体を転戦し、2008年 11月に再びWWEと契約。しかし、WWEに昇格できずまたしても解雇となる。
2009年 からカリート とプリモ の父親であるカルロス・コロン が主宰するWWC へ参戦。元WWE所属のレスラーが多い団体でありながら、WWCプエルトリカンヘビー級王座とWWC世界タッグチーム王座を獲得する活躍を見せた。
WWE
2013年
2010年 7月14日にWWEとディベロップメント契約。FCW にてダミアン・サンドウ (Damien Sandow )のリングネームで再始動。12月、タイタス・オニール とタッグを組んでウェス・ブリスコ & ザビアー・ウッズ からFCWフロリダタッグチーム王座 を奪取。タッグ王座陥落後は軍隊の大佐、"カーネル" ダミアン・サンドウ (Col Damien Sandow )というギミックで活動。
2012年 4月、賢人ギミックでWWEに昇格。SmackDown にて数週プロモーションを行った後、リングに登場するも、ヨシ・タツ やデリック・ベイトマン を相手にせず去ろうとし、相手が油断した隙に不意打ちを食らわせた。また、タイソン・キッド と対戦し勝利。ダミアン・サンドウとしてのWWEデビュー戦を白星で飾った。
8月、コーディ・ローデス とタッグチーム、チーム・ローデス・スカラーズ (Team Rhodes Scholars )[ 2] を結成。後に開催されたWWEタッグ王者 戦挑戦権をかけたトーナメントを勝ち上がり、10月28日、Hell in a Cell 2012 にてWWEタッグ王者であるチーム・ヘル・ノー と対戦し勝利を収めるも、ケインの反則による勝利であったため王座奪取に至らなかった。11月18日、Survivor Series 2012 ではドルフ・ジグラー がリーダーを務めるチーム・ジグラーのメンバーに選ばれ、ミック・フォーリー がリーダーを務めるチーム・フォーリーと抗争を展開。
2013年 1月27日、Royal Rumble 2013 にてチーム・ヘル・ノーが保持するWWEタッグ王座に挑戦するが敗れてしまい、ローデス・スカラーズを解散。別れる際には互いにシングルでの成功を祈り合った。しかし、2月17日、WWE Elimination Chamber 2013 にてローデス・スカラーズを再結成した。7月14日、Money in the Bank 2013 に出場。Mr.マネーとなり世界王座挑戦の権利を得たが、その際の裏切りと見下した態度によりローデスを敵に回し、カバンを盗まれ海に放り捨てられるなど散々な目に遭う。10月27日、RAWにて王者であるジョン・シナ が左腕を負傷している事に目をつけ襲撃し、マネー・イン・ザ・バンクの権利を行使するが敗戦。相手がダメージを受けた状態で権利を行使して失敗した初の例となった。
2015年
2014年 、様々なコスプレギミックを使用して出場するパフォーマンスを見せるようになり、8月には映画スターを気取るザ・ミズ の代役、ダミアン・ミズドウ (Damien Mizdow )として登場。ミズをアシストしつつ、一挙手一投足を物真似するパフォーマンスを披露。客席を沸かすものの、嫉妬したミズによりタッグマッチでも出番が与えられない状況が続いた。11月23日、Survivor Series 2014 にてフェイタル4wayマッチによるWWEタッグ王座争奪戦に出場。ミズのせいで終始大きな動きを見せられなかったものの、最後に各チームによる大技が繰り広げられる中、ミズがゴールダスト をフォールしようとした際にタッチし、自らフォールして3カウントを奪ってベルトを奪取した。以後、ミズがベルトを独占。自身は代役用のレプリカベルトを所持した。
2015年 3月29日、WrestleMania 31 のアンドレ・ザ・ジャイアント・メモリアル・バトルロイヤル に出場。終盤にミズ、ビッグ・ショー の3人まで残り、ミズに2人でビッグ・ショーを脱落するよう指示されるもこれを拒否。その結果ミズを落としてビッグ・ショーと直接対決を行い、ロープ際で落ちかけたビッグ・ショーの手を噛むなど勝ちにこだわったものの落とされて優勝するに至らなかった[ 3] 。5月以降、ハルク・ホーガンのパロディキャラになったカーティス・アクセル と数度口論を繰り広げ、自身はランディ・サベージ のパロディギミックであるマッチョ・マンドウ (Macho Mandow )に変身。5月11日、RAWにてアクセルと対戦。試合中、ジ・アセンション に乱入されるがアクセルと協力して撃退。正式にタッグを組み往年のタッグチーム、メガパワーズ を名乗った。
2016年 5月6日、WWEから解雇となった[ 4] 。
TNA
WWE解雇後、2016年6月11日、ジェフ・ジャレット が主宰するGFW (Global Force Wrestling)とニュージャージー州 を拠点とするWrestleProの合同イベントに参戦。ダミアン・ミズドウギミックで登場し、コルト・カバナ と対戦。最後にエルボー・オブ・ディスダインを決めると丸め込んで3カウントを奪い勝利した[ 5] [ 6] 。8月6日、ニューヨーク州 を拠点にするWOW(Warriors Of Wrestling)のHit The Lights 2016に参戦。WOWヘビー級王座を保持するルードボーイ・ライリーに挑戦するが敗戦した[ 7] 。
8月10日、TNA と契約を交わし入団[ 8] 。同月11日、TNA・iMPACT Wresling にてラシュリー vs ジェームズ・ストーム によるTNA世界ヘビー級王座 、TNA Xディヴィジョン王座 、TNAキング・オブ・ザ・マウンテン王座 を懸けた三冠戦にてラシュリーの勝利後、バックステージより登場した。アーロン・レックス (Aron Rex )のリングネームで活動を開始[ 9] 。
2017年 4月5日、TNAからの退団を発表した[ 10] 。
得意技
ロシアン・レッグ・スウィープ
フィニッシュホールド
ザ・サイレンサー
2013年から使用しているフィニッシャー。
変型ネックブリーカー。
相手を肩固め で捕らえ、持ち上げてネックブリーカー・ドロップ のような体勢で仰向けに倒れこみ、相手の背中をマットに叩きつける。
エルボー・オブ・ディスダイン
ユー・アー・ウェルカム
2013年後半から使ったフィニッシャーで、フルネルソンスラム。
テルミナス
FCW時代からサイレンサー登場までのフィニッシュムーブ。
ストレート・ジャケット・ネックブリーカー。
前名、ザ・イルミネーション 。
WWEデビュー当初のフィニッシャー。
相手の首に腕を回し、クロスさせてからのネックブリーカードロップ。
M14
変型スウィンギング・ネックブリーカー。
アイドル・スティーブンス時代の技名はアイドライザー 。
カーブ・ストンプ
FCW在籍時のフィニッシュムーブ。
サーフボード・ロックからのストンプ
その他得意技
エルボー
バック・ハンド・チョップ
エルボードロップ
前名、クビト・アエクエット 。ラテン語で「不名誉なエルボー」という意味。
ロイヤル・アーチ
変型シャープシューター
ダウナークラッチ
ドラゴン・スリーパーホールド に捉える変形のSTF 。
スーパーボム
マネージ・ア・トロイス
トリプル・ローリング・バーチカル・スープレックス
側転
賢人ギミックの際に使用。技ではないが、試合に勝利した後に観客へのアピールとして行う。
ジャーマンスープレックス
ロシアン・レッグ・スウィープ
ザ・ミズ の技
ダミアン・ミズドウとしての出場をするようになってから、ミズの技も使用している。
獲得タイトル
TNA
WWE
w / ザ・ミズ
FCW
w / タイタス・オニール
OVW
OVWヘビー級王座 : 2回
OVW南部タッグチーム王座 : 1回
w / ノヴァ
WWC
WWCプエルトリコヘビー級王座 : 1回
WWC世界タッグチーム王座 : 4回
w / ショーン・スピアーズ
w / シカノ
w / キング・トンガ・ジュニア
w / アバッド
Chaotic Wrestling
CWヘビー級王座 : 1回
CWタッグチーム王座 : 1回
w / エドワード・G・エクスタシー
IWA
入場曲
脚注
^ “Damien Sandow ”. Online World of Wrestling. 2015年4月28日 閲覧。
^ チーム名の由来はオックスフォード大学の奨学金制度 からであり、自身たちを高IQチームと謳っている。
^ “Big Show won 2nd Annual Andre the Giant Memorial Battle Royal (Kickoff Match) ”. WWE.com. 2015年3月30日 閲覧。
^ “Damien Sandow, King Barrett, Santino Marella, Hornswoggle, Alex Riley and other Superstars released ”. WWE.com. 2016年5月6日 閲覧。
^ “WrestlePro vs. Global Force Wrestling Results 6.11.16 – Keyport, New Jersey ”. 411mania.com. 2016年6月13日 閲覧。
^ “6/11 GFW/WrestlePro Results – huge card with Damien Sandow vs. Colt Cabana, Hornswoggle, Jarrett main event cage match, GFW Nex-Gen Title match, Zeb Colter ”. PWTorch.com. 2016年6月13日 閲覧。
^ “Hit The Lights 2016 ”. WarriorsofWrestling.com. 2016年8月11日 閲覧。
^ “Update On TNA Signing Recently Released WWE Star (Spoilers) ”. WrestlingInc.com. 2016年8月10日 閲覧。
^ “TNA Impact Wrestling Results – 8/11/16 (Former WWE star debuts, Lashley vs. Storm in Title vs. Title) ”. Wrestleview.com. 2016年8月12日 閲覧。
^ “Former WWE Star No Longer With Impact Wrestling ”. Wrestlinginc.com. 2017年4月5日 閲覧。
外部リンク