アジア・ワン・センター(Asia One Center)は、兵庫県神戸市東灘区にある超高層オフィスビルである。
概要
米国の日用品大手、プロクター・アンド・ギャンブルの日本法人(当時のP&Gファー・イースト)が、複数拠点に分散していた本社および研究機能を集約し、執務環境とコミュニケーションの向上及び効率化を図るため、六甲アイランドの一角に建設された。
外観は6層単位のメガストラクチャーが特徴。低層階は研究機能を12層からなるアトリウムの周囲に配置。ガラス張りかつ外光を取り込む事で、閉鎖性を廃し研究員の交流を促すよう配慮された。中層階にはオープンタイプのミーティングスペースや図書室をはじめ、カフェテリア(食堂)やトレーニングセンターなどの共用施設などを配置。高層部は執務スペースとした。
P&Gは2009年のアジア本部を皮切りに研究開発などの機能をシンガポールに順次移管[1]。これに伴い、当ビルに余剰空間が発生したため、2016年(平成28年)に日本法人の本社を同じ神戸市内の三宮(中央区小野柄通)へ移転した[2]。P&Gは移転に先立ち、この土地と建物を剣豪集団に売却している[3]。
受賞歴
最寄駅
出典
参考文献
- 「作品 - P&G日本本社ビル」 - 『新建築』1993年6月号(新建築社刊)305~313ページ及び315ページ
外部リンク