六甲アイランド線(ろっこうアイランドせん)は、住吉駅から六甲アイランドのマリンパーク駅に至る神戸新交通の自動案内軌条式旅客輸送システム (AGT) 路線である。全線が兵庫県神戸市東灘区内を走行する。愛称は六甲ライナー(ろっこうライナー、英: Rokko Liner)。
駅番号を構成する路線記号は R 。
神戸港沖に建設された人工島「六甲アイランド」と住吉駅を結ぶ交通機関として建設され、1990年2月21日に開業した[1]。全線が複線で、終点のマリンパーク駅の奥に検査場がある。
本路線は、六甲アイランドに乗り入れる交通機関で唯一PiTaPaやICOCAなどの交通系ICカードが使用できる[注釈 4]。
路線は以下のように軌道法に基づく軌道区間と鉄道事業法に基づく鉄道区間(第一種鉄道事業)とで構成されている。これは、その下を走る道が道路法に基づく道路であるか、それ以外の道(主として港湾法に基づく港湾道路)であるかの違いによるものである[注釈 5]。南魚崎 - アイランド北口間では、六甲大橋で神戸港を渡るためである。AGTには、他にも軌道区間と鉄道区間が混在している路線がある。
建設費用は事業者施工分で166億円、公共事業費等が222億円、総計388億円(1 kmあたり86億円)である[2]。
日中時間帯は1時間あたり10本(6分間隔)が運行されている。朝夕は本数が多くなり、2 - 4分間隔で運行されている。土曜・休日は終日6分間隔である。
車体側面には車両番号が付けられており、車両番号の付与方法は、千の位で型式を、百の位で号車番号を、十ならびに一の位で編成番号を示す。
全列車が4両編成であるが、ホームは全駅とも6両編成分あり、列車が停止しない部分にホームドアはなくガラスがはめられている。
マリンパークから六甲アイランドの南側で埋め立て中の六甲アイランド南まで延伸する計画があり、1989年の運輸政策審議会答申第10号で「今後路線整備について検討すべき方向」として示されている[12]。
鉄道事業法(旧地方鉄道法)・軌道法に拠る路線、及びそれらと同等の構造を有する空港内移動路線のみ。★印は施設内路線。*印は鉄道事業法・軌道法に拠る期間限定路線。◇印は鉄道事業法・軌道法に拠らない空港内移動路線。