『まんがライフMOMO』(まんがライフもも)は、竹書房から2003年6月28日発売号『近代麻雀ゴールド8月1日増刊号 月刊まんがライフMOMO』から2018年11月28日発売号(2019年1月号)まで発行されていた4コマ誌。毎月28日発売。定価350円(創刊時320円)でB5判、中綴じ。共通雑誌コード:18317。
本誌は月刊誌『近代麻雀ゴールド』増刊号(2003年8月1日増刊号)として創刊。その後、近代麻雀ゴールドの改名に伴い2006年3月1日増刊号より『近代麻雀ギャンブルCOM』増刊、近代麻雀ギャンブルCOMの休刊に伴い2006年7月1日増刊号より『まんがライフ』増刊となる。2009年1月号(2008年11月28日発売)より『まんがライフMOMO』として独立。2019年1月号(2018年11月28日発売)をもって休刊した。
以下、便宜上「○月号」としているが、増刊号時代は正しくは「○月1日増刊号」のことである。
『せんせいのお時間』(ももせたまみ)を同社刊の『まんがライフオリジナル』から独立する形で連載の中核に据え、これまでに『まんがくらぶ』、『まんがくらぶオリジナル』、『まんがライフ』、『まんがライフオリジナル』や、『学園パラダイス♥』を中心とする同増刊号などで好評だったゲスト掲載作品を連載としており(下記の★印)、前述の『まんがライフ』系統の流れを汲む青年・女性向け4コマ誌と、芳文社刊『まんがタイムきらら』を代表とする萌え系4コマ誌の中間に位置する雑誌として刊行されている。男性読者の割合が全体の約7割と他の竹書房の4コマ誌(5割前後)に比べて大きく、ターゲットとする20代・30代購読者層への差別化が図られている[1]。増刊『学園パラダイス』が同誌の事実上の前身であることと、雑誌の性格上学園もの、特に高校生が登場する作品の割合が高く、女性キャラが主人公である作品が大半を占めているのが特徴である。近年では小坂俊史(わびれもの=旅・鉄道)、カラスヤサトシ(キャラ道=キャラ物)といった「萌え系ではない作家により描かれる萌え文化と親和性のあるテーマのエッセイ漫画」といった、他の雑誌ではあまり見られないタイプの作品を連載しているという特徴もあり、また萌え系作品の連載を軸としつつもそれだけとは限らず、コア層読者向けの作品からファミリー4コマベースの作品まで幅広く扱っているところが、誌面のほぼ全てがコア層読者向け風の作品で埋め尽くされている競合他誌(『まんがタイムきらら』系など)との差別化が図られている点でもある。
創刊時の表紙のロゴには「月刊」の文字があったが、2004年6月号より「月刊」の文字が消えたものの(ただし次号予告などには、「月刊まんがライフMOMO」の名称が用いられることがあった)、2009年1月号の独立創刊を機に再び「月刊」の文字が復活している。
2007年7月号では「まんがライブMOMO!〜4コマカーニバル〜」を開催し、ライブドアデイリー4コマ側から3作品が掲載され、『まんがライフMOMO』側から『家政婦のエツ子さん』(こいずみまり)、『奥さまはアイドル♥』(師走冬子)、『あぼばクリニック』(藤島じゅん)の3作品が参加(ライブドアデイリー4コマに掲載)した。この企画は、前年より竹書房4コマ誌各誌との交流を深めているライブドアとの連動企画の一環で、『まんがライフ』『まんがくらぶオリジナル』両誌が参加した2006年末の「ライブドアvs竹書房4コマまんが交流戦」に続く合同コラボ企画の第2弾である。
メディアミックス路線に関しては2004年に『せんせいのお時間』が地上波テレビアニメ化されて以降長らくの間アニメ化作品がなく、同様の路線を取る他社刊4コマ作品の後塵を拝してきたが、2011年に入って『森田さんは無口』『ポヨポヨ観察日記』が続けてテレビアニメ化されることになり、遅まきながらようやくライバル誌に対して追随する姿勢を見せるようになった。
なお、休刊が決定した2019年1月号の時点で掲載した作品の大部分は『まんがくらぶ』や『まんがライフオリジナル』などに移籍して、続行することになった。
増刊としての創刊号より表紙メインおよび巻頭カラー担当はももせたまみ(「せんせいのお時間」→「私設花野女子怪館」)が務めた。2006年4月号より7月号まで、ももせが産休に入ったため『せんせいのお時間』は「特別補習授業!!」として傑作選を、巻頭カラーは樹るう(4・7月号)、真島悦也(5月号)、山野りんりん(6月号)が務める。同年8月号よりももせが復帰し、従来の形に戻った。その次の出産前後については、2010年11月号より2011年3月号まで2 - 4ページ程度にペースを落として新作執筆を維持しつつも、2011年1月号は企画ページ、2月号は師走冬子に巻頭カラーを譲った。表紙についても、2010年12月号は宮成楽、2011年2月号は師走、3月号は宮成および樹との合同表紙と見ることができる。
その後は、ももせの作品を軸としつつ、メディアミックスなどで売り込みたい作品をメインとした表紙や、それらの作品とももせの合同表紙が現れるようになる(2011年8月号・2013年10月号・2015年9月号・2016年3月号の佐野妙「森田さんは無口」、2011年11月号 - 2012年7月号・2016年4月号の樹るう「ポヨポヨ観察日記」、2012年8月号の真島悦也「ちとせげっちゅ!!」、2012年12月号・2014年11月号・2015年6月号 - 7月号・11月号の宮成楽「晴れのちシンデレラ」、2016年6月号の師走冬子「奥さまはアイドル♥」など)。ももせの「私設花野女子怪館」が連載を終えた後は「晴れのちシンデレラ」「森田さんは無口」「奥さまはアイドル♥」が持ち回りで表紙となっているが、必ずしも巻頭カラー作品と同一ではない。
連載開始号の古い順・掲載順 『まんがくらぶ』に移籍
『まんがライフオリジナル』に移籍
終了
創刊号での掲載順
連載開始号の古い順・掲載順
初期の連載作品の多くには『MOMO』での連載前に長期間のゲスト掲載の時期があるため、本誌創刊後の連載とは異なる設定で描かれたものもあり、それらは再編集されている。また、MOMO系コミックスのシリーズが確立したあたりから価格設定がほぼ680円(後に780円に)に固定され、いくつかの単行本では竹書房他誌連載時に比べ620円だったものが680円へと高くなる傾向が見られる。ただし、『裸眼でGO!』は定価650円と、同じく『まんがライフ』同時連載作品である『ポヨポヨ観察日記』よりも安く設定されているが、それでも他の『まんがライフ』連載作品などと比べると高く、また後述の10ヶ月連続発売キャンペーンにも含まれていないなど例外的な扱いである。
2007年のMOMOコミックスフェア第6弾(6月発売分)以降のMOMO作品の単行本(バンブーコミックス)からは「MOMO Selection」と明示され他の姉妹誌の連載作品の単行本と区別されるようになり、前述の高価格化も含めてライバル誌である『まんがタイムきらら』系の単行本「まんがタイムKRコミックス」と同様の販売展開を取っている。「MOMO Selection」のレーベルは『森田さんは無口』など本誌休刊時の連載作品の単行本が継続して使用している。
4コマ漫画誌としては連載作品の単行本化割合が高いのも特筆すべき点であり、連載回数30回以上の作品で単行本化されていないのは『KOマウンテン!!』『おかたづけマンボ』の2作のみである(『KOマウンテン』については、この作品の元である『めもるは何もメモらない』の単行本が1巻で止まっている事も影響している)。
本誌創刊による新規連載分で初の単行本は『悪の生徒会長』(小笠原朋子)、続いて『家政婦のエツ子さん』(こいずみまり)。共に連載までの他誌掲載分が相当量あった。
創刊2周年を迎えるのに前後して初期連載作品の多くが一斉に単行本化されることになり、2005年4月から9月にかけて毎月27日(基本的に本誌発売日の前日)に2タイトルずつ発売された。そのキャンペーンの一環として、ペア携帯クリーナーのプレゼント(抽選)や本誌での「とりかえっこ4コマ」などの企画が行われた。
2005年の「MOMO系コミックス6ヶ月連続発売」に続き、2007年1月から再びキャンペーンが行われた。前回同様に毎月27日(休日等の影響で26日に繰り上げあり)に2タイトルずつ発売され、ペアマグネットのプレゼント(抽選)や本誌での「とりかえっこ4コマ」などの企画が行われた。しかし、前回の企画で1作のみだった連載終了=コミックス発売(特に2巻発売)となる作品が約半数を占めている(下記リスト強調文字の作品)。
第1回が2005年4月号(予選)と5月号(決勝)で行われ、「みんなごいっしょ」(ゆずり司)が優勝し、7月号からの3ヶ月集中連載を獲得した。また、他の参加者も読者による反響によっては後にゲスト掲載されたものもある。翌年には第2回が開催され、優勝者のいのうえ義成が後に連載を持った。続く第3回では「めがもの!」(永井道紀)が優勝し、2010年1月号より新人バトル作品初の連載となる。
エントリー順
絵崎殺助(「江崎ころすけ」に改名)は、後に『NextComicファースト』(宙出版)で連載し、単行本を発売。
2006年4月号(予選)と5月号(決勝)。
2009年5月号(予選)と6月号(決勝)。
まんがライフセレクション
Strategi Solo vs Squad di Free Fire: Cara Menang Mudah!