『Wolfenstein: The New Order』(ウルフェンシュタイン: ザ ニュー オーダー)『Wolfensteinシリーズ』のリブートとなるコンピュータゲーム[2]。
マルチプラットフォームで展開された本作は、アメリカ合衆国では2014年5月20日に発売され、日本では2014年6月5日に発売された。
本作はシングルプレイ専用のゲームである。序盤から怒涛のアクションが繰り広げられるように作られている。ナチスの関係者のほか、マッドサイエンティスト・人造人間も存在し、内容の濃いドラマもある。
1946年7月、史実ではすでに終了しているはずの第二次世界大戦はヨーロッパ中で激しさを増す一方だった。史実通り大戦後期以降優位に立っていた連合国軍に対して、ナチス・ドイツは「デスヘッド」の異名を取るヴィルヘルム・ストラッセ親衛隊大将が開発した謎のオーバーテクノロジーを用いた超兵器の数々により、再度の逆転に成功していたのだ。劣勢に陥った連合国軍はデスヘッドがいる砦へ最後の急襲作戦を試みるがついに失敗に終わり、仲間の隊員は惨殺され、襲撃に参加したアメリカ人諜報員B.J.ブラスコヴィッチは脱出の際に頭部に重傷を負って植物状態となってしまう。
14年後の1960年のある日、ブラスコヴィッチは収容先の保護施設で処刑される寸前、奇跡的に植物状態から目覚める事になる。しかし彼を待っていたのは、あの後世界大戦に勝利したナチスが各国を支配する悪夢のような世界だった。生存と復讐、ナチスへの反逆をかけたブラスコヴィッチの壮絶な戦いが幕を開ける。