決勝戦の舞台であるベルリン・オリンピアシュタディオン
UEFAチャンピオンズリーグ 2014-15 決勝(ウエファチャンピオンズリーグ 2014-15 けっしょう、英語: UEFA Champions League 2014-15 Final)は、欧州サッカー連盟(UEFA)により開催されるUEFAチャンピオンズリーグ 2014-15の決勝戦であり、23回目のUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦である(UEFAチャンピオンズカップ時代を含めると60回目)。試合は2015年6月6日土曜日にベルリンのベルリン・オリンピアシュタディオンで開催された。決勝戦はセリエAに所属するユヴェントスと、リーガ・エスパニョーラに所属するバルセロナの間で行われる。
この試合の勝者はUEFAヨーロッパリーグ 2014-15王者と対戦する2015 UEFAスーパーカップの出場権を獲得する他、UEFAサッカー連盟を代表して、2015年12月に日本で開催される2015 FIFAクラブワールドカップの出場権を獲得する。
試合前
ユヴェントスとバルセロナの両チームにとって、UEFAチャンピオンズカップ時代を含め8回目のUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦である。そのうちユヴェントスは2回優勝(1984-85、1995-96)し、バルセロナは4回優勝(1991-92、2005-06、2008-09、2010-11)している[4]。
UEFAのコンペティションでの両チームの対戦(二試合制のみ)は、UEFAチャンピオンズカップ 1985-86準々決勝(バルセロナが二試合合計スコア2-1で勝利)、UEFAカップウィナーズカップ 1990-91準決勝(バルセロナが二試合合計スコア3-2で勝利)、UEFAチャンピオンズリーグ 2002-03準々決勝(ユヴェントスが二試合合計スコア3-2で勝利)の3回あり、バルセロナが2勝1敗と勝ち越している[5]。
決勝進出が決まった両チームとも互いに国内リーグ戦とカップ戦でダブルを達成して、2009-10シーズンと同様にトレブルを懸けた対戦となった。また、バルセロナは既に2009年にトレブルを達成しているため、史上初の2度目のトレブルが懸かっていた。
試合会場
ベルリンのベルリン・オリンピアシュタディオンは、2013年5月23日にロンドンで開催されたUEFA理事会で決勝戦の会場に決定された[6]。ベルリン・オリンピアシュタディオンは1936年に開催されたベルリンオリンピックのために開設された。1963年からヘルタ・ベルリンのホームスタジアムとして使用されているこのスタジアムは、1985年からはDFBポカール(ドイツ杯)決勝戦の会場としても使用されている。また、1974 FIFAワールドカップでは3試合の会場となり、2006 FIFAワールドカップでは決勝戦を含む6試合の会場になった。
アンバサダー
ボルシア・ドルトムントで1996-97シーズンにチャンピオンズリーグ優勝を達成している元サッカードイツ代表のカール=ハインツ・リードレが決勝戦の公式アンバサダーに任命された[7]。
チケット販売
スタジアムの収容人数70,500人のうち、46,000枚がファンに対して販売される。決勝に進んだ2チームのファンにそれぞれ2万枚ずつ割り当てられ、残りの6000枚が一般の観客を対象に販売される。この一般チケットが2015年3月5日から3月23日まで販売された。チケットの販売価格は以下のとおり。なお、残りの24,500枚は地元の組織委員会、UEFA、各国サッカー協会、スポンサー、放送業者等に割り当てられる[8]。
カテゴリー
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販売価格
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カテゴリー1
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390ユーロ
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カテゴリー2
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280ユーロ
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カテゴリー3
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160ユーロ
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カテゴリー4
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70ユーロ
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車椅子席(カテゴリー4)
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70ユーロ
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ファミリー席 (カテゴリー2)
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140ユーロ
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関連イベント
UEFAチャンピオンズ・フェスティバルが2015年6月4日から7日まで、ベルリンのブランデンブルク門周辺の通りで開催される[9]。
UEFA女子チャンピオンズリーグ 2014-15の決勝戦は2015年5月14日に、ベルリンのフリードリヒ・ルートヴィヒ・ヤーン・スポーツパークで行われ、女子ブンデスリーガに所属する1.FFCフランクフルトが優勝した[10]。
決勝戦までの道のり
註: 以下のすべての結果は、決勝戦進出2クラブの得点を前に表示している。
試合
概要
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チーム別データ
試合後
バルセロナは欧州クラブ史上初の2度目のトレブルを達成した[13]。また、バルセロナは5度目の優勝を達成したが、これはレアル・マドリード、ACミラン、リヴァプールFC、バイエルン・ミュンヘンについで5チーム目の記録となった[13]。なお、今回の優勝でバルセロナはビッグイヤーの永久保持が認められること(ただし3連覇条件を達成したアヤックスも含めると6チーム目)となった。ルイス・エンリケは選手・監督通じて初のビッグイヤー獲得とともにペップ・グアルディオラ以来の就任1年目でのトレブル達成となった。この試合のMOMとなったイニエスタは2010年のW杯決勝、ユーロカップ2012の決勝と今回のを含めた3つの国際大会の決勝でMOMに選ばれた史上初の選手となった。ネイマールは2011年に南米王者になったことから、欧州と南米の両方の大陸王者になった史上8人目の選手となった。
一方でユヴェントスは6度目の準優勝となり、SLベンフィカ、バイエルン・ミュンヘンを抜いて単独1位の記録となった[13]。パトリス・エヴラはチャンピオンズリーグ決勝で4度敗れた史上初の選手となった[14]。過去に敗れた決勝は2004年(ASモナコ)、2009年と2011年(マンチェスター・ユナイテッド)である。
日本におけるテレビ中継
<ベルリン・オリンピアン・シュタディオン>
<東京・フジテレビ>
関連項目
脚注
外部リンク
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UEFAチャンピオンズカップ(1955-1992) | シーズン | |
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決勝 | |
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UEFAチャンピオンズリーグ(1992-) | シーズン | |
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