U17ラグビー日本代表(アンダーセブンティーン(ユーじゅうなな)ラグビーにほんだいひょう)は、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)によって、17歳以下の選手で編成される15人制ラグビーのナショナルチームである。夏期合宿を経て、日・韓・中ジュニア交流競技会に出場する。2002年からユース強化を目的に、本格的に始動した[1]。
ほぼ同年齢のチームとして高校ラグビー日本代表があり、年齢が近いチームとしては、U20ラグビー日本代表、U20選手を中心に編成したJAPAN XVがある。
概要
毎年夏期に国内合宿を行い、8月下旬に開催されるスポーツ国際大会「日・韓・中ジュニア交流競技会」のラグビーフットボール競技へ参加する。この大会は、ラグビーフットボールのほか全11種のスポーツが行われ、開催地は日本、韓国、中国の持ち回りとなっている。日本では日本スポーツ協会が主幹となっている[2]。
2020年(第28回)から2022年(第30回)までは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により大会が中止。チーム結成も無かった[3]。2023年に、4年ぶりに開催される。
一方、ほぼ同年齢で構成の「高校ラグビー日本代表」は、年間を通じて数回の強化合宿を経て、毎年3月にヨーロッパや南半球の強豪国へ遠征試合を行っている。
チームメンバー
スタッフ
第32回「2024年 日・韓・中ジュニア交流競技会」韓国大会 U17日本代表スタッフ。2024年8月14日現在[9]。
戦績
日・韓・中ジュニア交流競技会
日・中・韓ジュニア交流競技会は、毎年8月下旬に3か国持ち回り開催で行われる、ラグビーのほか全11競技における高校生世代による大会。
初期の頃は以下のように、U17ではなく、1つの高校ラグビー部か、県単位の選抜チームを「日本代表」として派遣していた。当時の記録として残っているものは、以下の4大会。
- 第1回(1993年) - 日本代表(山梨県立日川高校)が韓国に敗れる[10]。
- 第2回(1994年) - 事実上の日本代表として「全愛知」チームが韓国に2敗[11]。
- 第3回(1995年) - 福島県選抜チームが日本代表として派遣され、韓国に1敗、中国に1勝[12]。
- 第5回(1997年) - 日本代表(大阪市立都島工業高校)が韓国に2敗[13]。
2002年、日本ラグビーフットボール協会は「ユース強化元年」と位置づけ[1]、「U17日本代表」チームを新たに編成。この年から夏期強化合宿を始めて[1][14][15]、8月下旬の日・韓・中ジュニア交流競技会に出場した。日本協会の公開資料によると、その出場記録は2007年までは残っていない。
脚注
関連項目
外部リンク
公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)日・韓・中ジュニア交流競技会