2.1 (Recommendation),
Synchronized Multimedia Integration Languageは、WWW上でマルチメディアコンテンツを表現するためのマークアップ言語の一つである。静止画、動画、音声、文字(テキスト)などの、位置レイアウト、時間軸上でのレイアウトを、Extensible Markup Language (XML) フォーマットで記述することで統合し、再生させることができる。略称はSMILで、スマイルと読む。同期マルチメディア統合言語と日本語訳されることもある。
SMILは、World Wide Web Consortium (W3C) 勧告による仕様のひとつである。1997年に登場し、W3Cによって1998年6月にSMIL 1.0として仕様勧告となった[1]。その後SMIL2.1を経て、最新バージョンであるSMIL 3.0が、2008年12月1日に勧告された。
XMLフォーマットに準拠している。例として、異なるフォーマットの動画ファイルを縦に並べて同時に再生する記述を示す。
<smil> <head> <meta name="title" content="Hello, World" /> <layout> <root-layout width="320" height="480" /> <region id="hello" width="320" height="240" left="0" top="0" /> <region id="world" width="320" height="240" left="0" top="240" /> </layout> </head> <body> <seq> <video src="hello.3gp" region="hello" /> <video src="world.mpg" region="world" /> </seq> </body> </smil>
auの携帯電話 CDMA 1X WIN端末では、大容量番組配信サービスであるEZチャンネルでSMILの技術が利用されている。通話や電子メールなど端末が持つ機能との連携や、配信における著作権の保護に関する独自拡張も含む。