ISPS HANDA PGAツアー・オブ・オーストラレイジア(ISPS HANDA PGA Tour of Australasia)は、オーストラリアとニュージーランド、フィジーにおける男子プロゴルフツアーを運営する団体、およびこの団体が運営するツアートーナメントの名称。公式大会はワールドゴルフランキングポイントがカウントされる。2016年、国際スポーツ振興協会とパートナーシップを提携して以降の全ての大会において、ヨーロピアンツアーとの共催となる[1]。
トッププレーヤーのほとんどはオーストラリア人であり、少数ながらニュージーランド人選手や、多くの国々からも参加がある。主力選手は、PGAツアーやヨーロピアンツアーに頻繁に参加しており、毎年2、3の大会のために帰国したり、全く帰国しなかったりというのが典型的である。本ツアーは、より大規模なツアーのために供給源となっている。主な大会のいくつかは、ヨーロピアンツアーと共催しているため、より上位のランキング選手が参戦し、多くのスポンサーを集めている。2000年以上で世界ランキングトップ20入りを果たしたのは、スティーブ・エルキントンとアダム・スコットの2選手である。
ツアーのシード権を得るためには、ツアーのQスクールで上位25位に入らなければならない。Qスクールの26位~50位の選手には、限られたステータスが付与される。シード権を保持するためには、賞金ランキングで上記60位内に入らなければならない。61位から75位のゴルファーには、条件つきの地位が与えられ、61位から100位までの選手には、Qスクールの最終ステージへのエントリーが付与される。上位100位以下の選手は、生涯通算賞金リストで上位20位など、他の方法で予選免除されない限り、シード権を喪失する。 優勝すれば、2年間にわたり殆どのイベントで予選が免除され、ティアワンとされるイベントでは、3年間免除される。賞金ランキング1位及びツアーの3大イベント(オーストラリアPGA選手権、オーストラリアオープン、及びオーストラリアマスターズ)優勝選手には5年間の予選免除が行われる。賞金ランキング1位の選手にはオープン選手権へのエントリー権が付与され、オーストラリアオープンの上位3人の非免除選手は、オープン選手権へのエントリー権を得る。
1973年にPGAオーストラリアツアーとして発足し、1991年にPGAツアー・オブ・オーストラレイジアに名称に変更された。2008年に、PGAオブオーストラリアとPGAツアーオブオーストラリアが合併した[2]。2009年から、フォン・ニダツアーは、PGAオーストラレイジアツアーに合併した[3]。かつて、このデベロップメントツアー(下位のツアー)として、賞金が10万豪ドル前後の10大会が、フォン・ニダツアー[注 1]で開催されていた。
2016年に、日本の国際スポーツ振興協会とパートナーシップを提携し、ISPS HANDA PGAツアー・オブ・オーストラレイジアという名称となる[4]。
他
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