2000年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月3日に開幕した。ナショナルリーグの第31回リーグチャンピオンシップシリーズ(31st National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、11日から16日にかけて計5試合が開催された。その結果、ニューヨーク・メッツ(東地区)がセントルイス・カージナルス(中地区)を4勝1敗で下し、14年ぶり4回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
カージナルスが地区シリーズでアトランタ・ブレーブスに勝利したため、1990年以来10年ぶりに、ブレーブスが出場しないナショナルリーグ優勝決定戦となった[1]。メッツとカージナルスがポストシーズンで対戦するのはこれが初めて。この年のレギュラーシーズンでは両球団は9試合対戦し、メッツが6勝3敗と勝ち越していた[2]。シリーズMVPには、優勝を決めた第5戦で完封勝利を挙げるなど、2試合16.0イニングで2勝0敗・防御率0.00という成績を残したメッツのマイク・ハンプトンが選出された。しかしメッツは、ワールドシリーズではアメリカンリーグ王者ニューヨーク・ヤンキースに1勝4敗で敗れ、14年ぶり3度目の優勝を逃した。
カージナルスの敗退が決まった10月16日、同球団本拠地ミズーリ州セントルイスの近郊で軽飛行機の墜落事故があり、搭乗していた現職州知事メルヴィン・ユージーン・カーナーンが死亡した。このとき地元メディアは、翌17日に同市内ワシントン大学で開催される大統領選挙の第3回公開討論会、およびニューヨーク州ニューヨークでの今シリーズに取材陣を多く割いていたため、カーナーンの死についての対応が遅れたとされる[3]。
試合結果
2000年のナショナルリーグ優勝決定戦は10月11日に開幕し、途中に移動日を挟んで6日間で5試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
日付 |
試合 |
ビジター球団(先攻) |
スコア |
ホーム球団(後攻) |
開催球場
|
10月11日(水) |
第1戦 |
ニューヨーク・メッツ |
6-2 |
セントルイス・カージナルス |
ブッシュ・スタジアム |
|
10月12日(木) |
第2戦 |
ニューヨーク・メッツ |
6-5 |
セントルイス・カージナルス
|
10月13日(金) |
|
移動日 |
|
10月14日(土) |
第3戦 |
セントルイス・カージナルス |
8-2 |
ニューヨーク・メッツ |
シェイ・スタジアム
|
10月15日(日) |
第4戦 |
セントルイス・カージナルス |
6-10 |
ニューヨーク・メッツ
|
10月16日(月) |
第5戦 |
セントルイス・カージナルス |
0-7 |
ニューヨーク・メッツ
|
優勝:ニューヨーク・メッツ(4勝1敗 / 14年ぶり4度目)
|
第1戦 10月11日
第2戦 10月12日
第3戦 10月14日
第4戦 10月15日
第5戦 10月16日
脚注
外部リンク
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球団 | |
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歴代本拠地 | |
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文化 | |
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永久欠番 | |
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メッツ球団殿堂 | |
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ワールドシリーズ優勝(2回) | |
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ワールドシリーズ敗退(3回) | |
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リーグ優勝(5回) | |
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傘下マイナーチーム | |
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球団 | |
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歴代本拠地 | |
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永久欠番 | |
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カージナルス球団殿堂 | |
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ワールドシリーズ優勝(11回) | |
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ワールドシリーズ敗退(08回) | |
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リーグ優勝(19回) | |
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できごと | |
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傘下マイナーチーム | |
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