株式会社1万年堂出版(いちまんねんどうしゅっぱん)は、2000年に浄土真宗親鸞会の出版部門として設立された日本の出版社[2][3]。2001年に出版した高森顕徹監修の『なぜ生きる(明橋大二,伊藤健太郎:共著)』がベストセラーとなった[2][5][3]。明橋大二の「子育てハッピーアドバイスシリーズ」もベストセラーとなっている[6][7]。
主な出版物に「なぜ生きるシリーズ」「光に向かってシリーズ」「こころシリーズ」「意訳で楽しむ古典シリーズ」「子育てハッピーアドバイスシリーズ」がある。
概要
2000年、浄土真宗親鸞会の出版社として設立された[2][3]。2012年には株式会社に組織変更されている[PR 1]。浄土真宗親鸞会会長・高森顕徹の著書『光に向かって100の花束(2000年)』『歎異抄をひらく(2008年)』などの書籍を出版し、新聞広告も行った[2][4][8][3]。『歎異抄をひらく』や、高森顕徹:監修の『なぜ生きる(明橋大二,伊藤健太郎:共著、2001年)』『歎異抄ってなんだろう(高森光晴,大見滋紀:共著、2021年)』は、ベストセラーになった[2][5]。ただし、これらの書籍には、親鸞会と出版社、著者、監修者との関係が明記されていない[2][5][3]。
明橋大二の「子育てハッピーアドバイスシリーズ」は、累計500万部を超えるベストセラーとなった[6][7]。著者の明橋は、浄土真宗親鸞会系列の病院「真生会」で[9][4]心療内科部長を務めている[10]。
『マンガでわかる仏教入門:知っているようで知らないブッダの言葉(2011年、伊藤健太郎:監修、太田寿:著)』など、布教のための漫画も出版している[11][PR 2]。『なぜ生きる』と『歎異抄をひらく』は、2016年[12]と2019年[13]にアニメ映画化された[PR 1][2][14]。これらのアニメ映画を漫画化した『なぜ生きる--蓮如上人と吉崎炎上(2019年、太田寿:漫画)』と『歎異抄をひらく(2020年、伊藤健太郎:解説、太田寿:漫画)』も出版している[15][16]。
主な出版物
光に向かってシリーズ
- 『光に向かって100の花束』(高森顕徹:著、2000年)
- 『光に向かって123のこころのタネ』(高森顕徹:著、2002年)
- 『光に向かって心地よい果実』(高森顕徹:著、2003年)
なぜ生きるシリーズ
こころシリーズ
- 『親のこころ』(木村耕一、2003年)
- 『こころの道』(木村耕一、2004年)
- 『こころの朝』(木村耕一、2005年)
- 「思いやりのこころ』(木村耕一、2007年)
- 『まっすぐな生き方』(木村耕一、2010年)
子育てハッピーアドバイスシリーズ
- 『子育てハッピーアドバイス』(明橋大二、2005年)
- 『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻 増補改訂版』(明橋大二、2009年)
- 『0-3歳のこれで安心子育てハッピーアドバイス』(明橋大二、2017年)
- 『3-6歳のこれで安心子育てハッピーアドバイス』(明橋大二、2017年)
- 『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方』1~3(明橋大二、2011年)
- 『HSCの子育てハッピーアドバイス』(明橋大二、2018年)
- ほか
意訳で楽しむ古典シリーズ
- 『歎異抄をひらく』(高森顕徹:著、2008年)
- 『こころ彩る徒然草 兼好さんとお茶をいっぷく』(木村耕一、2017年)
- 『こころに響く方丈記』(木村耕一、2018年)
- 『こころきらきら枕草子』(木村耕一、2018年)
- 『美しき鐘の声 平家物語』1~3(木村耕一、2019年)
仏教
- 『親鸞聖人の花びら』桜の巻・藤の巻(高森顕徹:著、2011年)
- 『親鸞聖人を学ぶ』(伊藤健太郎,仙波芳一:共著、2014年)
- 『人は、なぜ、「歎異抄」に魅了されるのか』(伊藤健太郎:著、2019年)
- 『歎異抄ってなんだろう』(高森顕徹:監修、高森光晴,大見滋紀:共著、2021年)
ラジオ放送
2024年現在、全国のラジオ34局で、「1万年堂出版の時間」を週末の早朝に放送している[PR 5]。以前はこの時間帯で「浄土真宗親鸞会の時間」が放送されていた[PR 6]。
脚注
注釈
出典
記事主題の関係者による情報源
関連項目
外部リンク