黒部平駅(くろべだいらえき)は、富山県中新川郡立山町にある立山黒部貫光黒部ケーブルカー(鋼索線)の鉄道駅および同社立山ロープウェイの索道駅。
概要
標高1,828 mに位置し、ケーブルカー並びに鉄道事業法に基づく営業路線(索道を除く)の駅としては、日本一標高が高い場所にある駅である。なお、ロ一プウェイも含めると、日本最高地点は 中央アルプス観光駒ヶ岳ロ一プウェイの千畳敷駅 (標高2,611.5m)である。標高差 784m ただし1996年から2024年までは、立山トンネルトロリーバスが鉄道路線の扱いであったため、同線の室堂駅(標高2,450 m)が日本一となっていた。
立山黒部アルペンルートの途中に位置し、黒部平庭園と呼ばれる優れた景観を持った庭園の中に駅が置かれている。駅舎は2階建てで、土産品店やレストランも併設されている。
黒部平駅からはタンボ平のU字谷へ出ることができ、上部はナナカマド、下部のモレーンにはブナ純林が見られ、秋には紅葉を楽しめる。
- 構造:RC造地上三階、地下一階
- 設計:吉阪隆正
- 構造:馬場設計事務所
- 施工:間組
歴史
隣の駅
- 立山黒部貫光
- 鋼索線(黒部ケーブルカー)
- 黒部平駅 - 黒部湖駅
- 立山ロ一プウェイ
- 大観峰駅 - 黒部平駅
ギャラリー
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ロープウェイから望む黒部平駅
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黒部平駅 駅舎からの展望
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脚注
- ^ a b 『立山黒部貫光30年史』(1995年10月30日、立山黒部貫光発行)477頁。
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、18頁。
- ^ 『富山地方鉄道五十年史』(1983年3月28日、富山地方鉄道株式会社発行)912頁。
- ^ “黒部平駅にホーム柵 ケーブルカー、国内初の階段状”. 富山新聞 (2018年3月4日). 2019年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月18日閲覧。
外部リンク
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