この項目では、熊本県熊本市にある百貨店について説明しています。北海道釧路市にかつて存在した百貨店については「丸三鶴屋 」をご覧ください。
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株式会社鶴屋百貨店 (つるやひゃっかてん、英称:TSURUYA DEPARTMENT STORE Co., Ltd. )は、熊本県 で百貨店 を運営する会社[1] 。通称:鶴屋 。熊本鶴屋 と表記されることもある。
熊本を代表する老舗百貨店で、売場面積は日本最大級[5] 。キャッチフレーズは『上質なくらしを提案する郷土のデパート。』。2022年に創業70周年を迎えた。
概要
鶴屋本館 ・東館 の2館に加えて近辺にNew-S(ニューズ)館 (びぷれす熊日会館 )、WING(ウイング)館 があり、計4館にて営業している。百貨店単体としての売場面積は76,592㎡で、全国7位(大手百貨店を除くと最大)である。熊本市の中心市街地 である下通 地区に位置しており、熊本城 からもほど近い。
県民百貨店 の閉店後、熊本市 内唯一の百貨店になる。大手系列や電鉄系を除く地場百貨店では全国4位の売上高であり[6] 、3位で経営再建中の井筒屋 に迫っている。
本館1階にはサテライトスタジオ が設けられている。このスタジオからは、毎日午後2時5分より20分間、RKKラジオ の最長寿番組『午後2時5分一寸一服 』の公開生放送 が行われており、当該時間帯には店内でもこの番組が流される。また同スタジオでは、FMK が毎週金曜日午後4時から『FMK Feel the Voice』を生放送している。
なおRKKラジオ『午後2時5分一寸一服』の番組中、随所に同店のイメージソング「鶴屋ラララ」が流れており、この曲をバックに同店で行われる催し物のお知らせなどが放送される。
営業時間は、基本的に10:00 - 19:00。毎週金曜・土曜のみ19:30まで(WING館は毎日20:00まで営業、New-S館は10:30 - 20:00。年末などは20:00まで延長することもある)。本館7階鶴屋レストラン アベニュー(レストラン街)は11:00 - 21:00。元日以外はほとんど毎日営業しているが、定休日となる場合には火曜日に設定されている。
夏季には、本館7階屋上にてビアガーデン を営業している。
鶴屋のロゴマークは開店以来使用され続けているもので、鶴の巣篭もりをイメージしているものである。アルファベットロゴは、以前ハイランドグループ に加盟していたこともあり、髙島屋 と同じ書体を使用している。ただし他の百貨店と違い、漢字ロゴもポスター、包装紙などに使用されている。紙袋、包装紙は白地に赤と紺のラインが入ったものを使用。シーズンによっては熊本県のイメージキャラクターであるくまモンが入っている紙袋も併用している。なお、以前の包装紙は公募して選ばれたカーネーション をモチーフとしたものを1965年から使用していた。 [要出典 ]
このデパートのマスコット キャラクターとして、つるッピー というキャラクターがいる。ツル の女の子で、鶴屋女子バスケットボール 部の公式キャラクターになっている[7] 。
沿革
運営店舗
WING館
鶴屋熊本本店
日赤 店
桜十字病院 店
八代ACT-6(八代市 花園町3-8[1] 、外商出張所併設[1] )
水俣店(外商出張所併設)
人吉店
荒尾店(外商出張所併設、あらおシティモール 内)
天草店(天草市 港町、外商出張所併設)
鶴屋FoodyOne(子会社の鶴屋商事が経営)
浜線店(熊本市南区 田迎、旧鶴屋ストア浜線店)
御領店(熊本市東区 御領、エブリワン マートタブリエ託麻店跡地)
楠店(熊本市北区 楠、旧鶴屋ストア楠店)
新大江店(熊本市中央区 新大江)
道の駅 文化の森 大津店(子会社の熊本文化の森が経営。国道57号 沿い)
かつて存在した店舗
NEXSTAGE館→鶴屋ラン・マルシェ(熊本市中央区下通 、ラン・マルシェは鶴屋FoodyOne同様、子会社の鶴屋商事が経営、現在:サンドラッグ 熊本下通店)
WING-II(現在:ダイソー 熊本駕町通り店)
ブルックス・ブラザーズ館(現在:メンフィス)
八代生活彩館(八代市本町2447[1] 、熊本地震の影響により閉店)
鶴屋FoodyOne森都心店(熊本市西区 春日・くまもと森都心 内、賃貸借契約期間満了につき閉店)
熊本空港 売店 阿蘇くまもと空港店(ターミナルビル建て替えの為閉店)
山鹿ACT6
関連企業
鶴屋商事株式会社(スーパーマーケット「鶴屋FoodyOne」等を経営)
株式会社鶴屋友の会
株式会社鶴屋パーキング
甘夏ローヤル株式会社(果汁飲料の製造販売)
株式会社鶴屋クレジットサービス
株式会社鶴屋フーズクリエイティブ
株式会社熊本文化の森
株式会社マドック熊本
株式会社熊本観光バス(鶴屋主催のツアー旅行に使用する貸切バスを保有)
フロア構成
本館
階
フロア概要
9階
屋上遊びの広場「スマイリア」
8階
眼鏡 ・補聴器 ・ウィッグ ・ちふれ お得意様カウンター(外商・友の会サロン・クレジット/保険サロン) 商品券サロン・リフォームブティック・美術ギャラリー・トラベル
7階
鶴屋レストランアベニュー・屋上ビアガーデン (夏季のみ)・喫煙所 ※東館5階連絡通路
6階
催事場・キッズテリア(子供服・ベビー服・学童文具・玩具 ・サンリオ ・くまモン ショップ) 駐輪場
5階
ホームテリア(リビング用品)・学生服・駐輪場 ※WING館4階との連絡通路
4階
婦人服(ミセスファッション・プレタファッション)
3階
婦人服(キャリアファッション・デザイナーズファッション)・婦人肌着・駐輪場 ※東館2階との連絡通路
2階
婦人服(ヤングファッション)・婦人靴・ハンドバッグ・旅行用品・免税カウンター・カフェモロゾフ
1階
シャンデリア 化粧品・服飾雑貨・特撰ブティック(ティファニー ・コーチ ・ロレックス ・モラビト・バカラ) サテライトスタジオ・総合案内所・駐輪場受付・ATM (肥後銀行 ・みずほ銀行 )
地下1階
食品(総菜・和洋菓子・銘茶・乾物・酒・フードコート「オイシア」) ATM(熊本銀行 ・ゆうちょ銀行 ・信用金庫 ・労働金庫 )
地下2階
食品(生鮮食品・グロサリー ・米 ・健康食品 ) ※東館地下1階・東館駐車場(テトリア鶴屋パーキング)・鶴屋パーキングとの連絡通路
東館(テトリアくまもと)
階
フロア概要
10階
くまもと県民交流館パレア(パレアホール・会議室6・会議室7・会議室8・音楽室1・音楽室2・和室・多目的スタジオ)
9階
くまもと県民交流館パレア(会議室1・会議室2・会議室3・会議室4・会議室5・会議室9・こども室・パレアルーム・情報ライブラリー・印刷製本室)
8階
鶴屋ふれあいギャラリー・メンバーズラウンジ
7階
鶴屋ホール・宴会場「カーネーションサロン」・サロンドシャトー・結婚式場・和室
6階
ハンズ ズッソ ヘアーサロン
5階
コレクティア(紳士カジュアル・呉服・時計・宝飾・スポーツ・ダンス用品・書籍) ※本館7階との連絡通路
4階
ジェントリア(紳士服・紳士靴)
3階
スタイリア(婦人服・紳士服) 鶴屋クラシックサロン
2階
特撰ブティック(グッチ ・プラダ ・サルバトーレフェラガモ ・ボッテガ・ヴェネタ ・ジミーチュウ ・エトロ ・ヒューゴーボス ・トリーバーチ ・ミッソーニ ・マックスマーラ ) ※本館3階との連絡通路
1階
パークテリア(メンズ・レディスセレクトショップ・ファッショングッズ・カフェ他)・総合案内所 くまもと県民交流館パレア(くまモン スクエア)
地下1階
エンジェリア(レディスファッション・カフェ他)・ATM(肥後銀行) ※本館地下2階との連絡通路
地下2階
テトリア鶴屋パーキング(駐車場)
地下3階
テトリア鶴屋パーキング(駐車場)
WING館
New-S(びぷれす熊日会館地下1階 - 2階)
テレビ番組
カンブリア宮殿 新春拡大SP 百貨店は、まだ死なない!(2017年1月5日、テレビ東京)- J.フロントリテイリング 社長 山本良一氏、鶴屋百貨店 社長 久我彰登氏出演[11] 。
CM
1980年代 前半、芸能界デビュー前の斉藤慶子 (当時熊本大学 に在学中)が同社のテレビCM に出演。そのロケ地は新宿副都心 の三井ビル 近辺であった。
なお、母の日 フェアのCMに関しては、テレビCM、通常のラジオCM、『午後2時5分一寸一服』内の生コマーシャル も含めた全てのバージョンで同じBGM が用いられている。
実業団バスケットボール
女子バスケットボール 部を持つ[7] 。2005年の第1回全日本社会人バスケットボール選手権大会 で優勝するなど[12] 、実業団バスケットボールでは全国的な強豪として知られる。
全国有名駅弁当とうまいもの大会
1965年より始まった駅弁大会で東京で行われる京王百貨店 の駅弁大会 と大阪で行われる阪神百貨店 の駅弁大会と並んで三大駅弁大会と呼ばれている。現在の名称は1970年の第6回大会より使用されており、初めは九州駅弁当大会や西日本有名駅弁当大会という名称で行われていた。
鶴屋本館6階にある催事場で行われる。
開催期間は2019年の第56回大会より1月の第3週水曜日から2月の第2週までの20日間程度[13] に期間が延長されており第1弾から第3弾までが行われている。なお各弾の最終日は入れ替え等を行うため午後5時に閉場する。また、最終日は午後4時に閉場する。
毎年100種類を超える駅弁・うまいものが実演・直送で販売されている。また、赤福 や限定弁当が販売される際は毎年開店直後より行列ができる。
2023年に行われた第60回大会では第1弾において60回記念弁当が数店舗で販売された。[14]
書籍
関連書籍
関連項目
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脚注
出典
広報資料・プレスリリースなど一次資料
外部リンク