臭気判定士(しゅうきはんていし)とは、悪臭防止法に基づき創設された国家資格。
公益社団法人におい・かおり環境協会が実施する臭気判定士試験に合格した後や試験前に、各検査機関で実施する嗅覚検査に合格すれば免状が交付される。
次のような仕事も行っている。
においの付いた空気や水をにおいが感じなくなるまで、薄め(無臭空気、無臭水)、その希釈倍率(臭気濃度)を求める。その常用対数値を10乗した値。以下のような式になる。
臭気指数は、10~21までの範囲となっている。
臭気指数=10×Log(臭気濃度)
敷地境界線上(敷地境界線から10m以内においては敷地境界線上と同等とみなす)においては次の通り。
臭気指数=10×Log{M×10exp(r1-0.58/r1-r0)}
=10×logM+10×(r1-0.58/r1-r0)
臭気濃度=10^(臭気指数/10)
Mは当初希釈倍数、r1は当初希釈倍数における平均正解率、r0は当初希釈倍数を10倍したときの平均正解率。
気体排出口及び排出水においては次の通り。
臭気指数=10X
Xはパネル全体の閾値(パネルの最大値と最小値それぞれ1つずつ除き、その他のパネルの平均値)、
Xi=(LogM1i+LogM0i)/2
Xiはパネルiの閾値(常用対数表示)、M1iはパネルiの回答が正解である最大の希釈倍数、M0iはパネルiの回答が不正解又は不明である希釈倍数
※「におい紙」は、紙の繊維のにおいすら残らないように精製された特殊なろ紙のこと。