第23回ベルリン国際映画祭は1973年6月22日から7月3日まで開催された。
概要
金熊賞はインド映画『遠い雷鳴』に与えられたが、コンペティション部門ではフランス映画の健闘が目立った。フォーラム部門でもジャック・リヴェット、ジャン・ユスターシュ、ジャン=リュック・ゴダールなどの作品が上映され、その印象をさらに強めた。
受賞
- 金熊賞:『遠い雷鳴』(サタジット・レイ)
- 銀熊賞
- 『別れのクリスマス』 (デヴィッド・ヘミングス)
- 『Die Sachverständigen』 (ノルベルト・キュッケルマン)
- 『Le Grand blond avec une chaussure noire』 (イヴ・ロベール)
- 『Los Siete locos』 (レオポルド・トーレ・ニルソン)
- 『Toda nudez sera castigada』 (アルナルド・ジャボール)
- 審査員特別賞:『Il n'y a pas de fumée sans feu』 (アンドレ・カイヤット)
上映作品
コンペティション部門
- 長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。
審査員
- デヴィッド・ロビンソン (イギリス/批評家)
- エベルハルト・ハウフ (西ドイツ/監督)
- Harish Khanna (インド/俳優)
- ルネ・テヴネー (フランス/プロデューサー)
- フレディ・ビュアシュ (スイス/批評家)
- パオロ・ヴァルマラノ (イタリア/批評家)
- Hiram Garcia Borja (メキシコ/Mexican censorship office)
- ポール・ムーア (アメリカ/)
- Walter Müller-Bringmann (西ドイツ/)
外部リンク