竹村 拓(たけむら ひろし、1953年10月24日[6][7] - )は、日本の声優、元舞台俳優。東京都葛飾区出身[4]。千葉県育ち[1]。オフィス薫所属[6]。
経歴
東京都葛飾区で誕生し[4]、15歳の時に東京都から千葉県に転居[1]。
小学生の頃は、なりたいものがコロコロと変わっていたという[1]。小学3年生の頃に、音楽の教師がやたらにクラシックのレコードを授業で聴かせてくれるため、「クラシックっていいな」と思い、音楽家になってみたいと思っていた[1]。小学校の高学年になると、東京オリンピックがあり、スポーツ選手になりたいと思った[1]。周囲から刺激を受けたり、何かに感激すると、それに関連した職業になりたいと思っていたという[1]。
東邦大学付属東邦高等学校[1][8]卒業後は医科大学進学を考えていたが、学費が莫大な額であることを知り断念。高校3年生の時は、映画評論家になろうと思い、日本大学芸術学部映画学科進学も考えたが、映画産業は既に斜陽産業だという周囲の意見を聴いたこと、父に「映画ではこれから食べていけないぞ」と言われ、これも断念[1][4]。親の勧めに従って獣医科大学に進学した[4]。
野沢那智主宰の劇団薔薇座出身者の一人[7]。当時は浪人をしていた頃に、ラジオで「劇団薔薇座で研究生を募集しています」というのを聞いていたという[2]。野沢と白石冬美のラジオを聞いており、興味を持ったため、「冷やかしでいいから受けてみよう」と思ったという[2]。両親からは「そんなことやるんだったら、家でムダめし食わすわけにはいかない!」と勘当され、自立[1]。朝10時から夜6時まで牛乳屋に住み込みで働きながら、劇団でレッスンを受けていたという[1]。野沢の弟子であるが、元々は舞台俳優としてのキャリアが中心だった。薔薇座は1980年に退団し、その後は役者は辞め、東京都内の割烹料亭にフロアマネージャーとして就職した。その後、薔薇座に残っていたデモテープを聴いた千葉耕市が、音響監督を務めていた『クラッシャージョウ』のオーディションを受けて欲しいと要請。役者は引退していた身であったがオーディションに合格、29歳で『クラッシャージョウ』で主演声優として本格的にデビューした[4]。
その後、ぷろだくしょんバオバブ[1][2][4]、フリー[2][8]を経て、オフィス薫所属となった[6]。
テレビアニメ『鎧伝サムライトルーパー』のメインキャラクターの羽柴当麻を演じ、これをきっかけに1989年に結成され大ヒットした声優ユニット「NG5」のメンバーの1人。
2023年9月末を以て、長年担当していた『サザエさん』の甚六役を降板した。
人物
音域はテノール[6]。
趣味はビリヤード、スキー、釣り、テニス[6]。
小学校時代、草野球をしており、少年野球大会に出場した[1]。中学時代では当初、バスケット部に所属していたが、背が小さいことからポジションはセンターで、45度からシュートしたかったが、どうも向いてないと感じていた[1]。その頃からサッカーブームになりかけていたことから、新しくできたサッカー部に所属し、高校時代にも所属していた[1]。
父はサラリーマン[4]。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1978年
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- 1979年
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- 1983年
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- 1984年
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- 1985年
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- 1986年
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- 1987年
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- 1988年
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- 1989年
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- 1990年
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- 1991年
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- 1992年
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- 1993年
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- 1994年
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- 1996年
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- 1997年
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- 1998年
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- 1999年
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- 2000年
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- 2003年
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- 2004年
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- 2007年
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- 2008年
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- 2009年
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- 2010年
-
劇場アニメ
OVA
ゲーム
CD
- 銀河漂流バイファム ドラマ編 ジェイナス愛の航海日誌…気分はもう主役(バーツ・ライアン)
- クラッシャージョウ 銀河系最後の秘宝(ジョウ)
- ザ・マスターズファイター(坂本辰之助)
- ビックリマン 愛の戦士ヘッドロココ イメージアルバム(ヘッドロココ)
- 桃太郎伝説 夢・しゃりばり / 夢しゃりばりII、桃王(ドラマ出演、ボーカル)
- 鎧伝サムライトルーパーシリーズ
- 君を眠らせない
- BEST FRIENDS
- ドラマCD 天空伝
- ドラマCD 光輪伝
- ドラマCD 月
- カセットコレクション そして五人
- 寝室の鍵買います(妹尾義喬)
- ロードス島戦記(パーン)
- ロードス島戦記 幻惑の魔石
- ロードス島戦記2 宿命の魔術師
吹き替え
映画
テレビドラマ
アニメ
ドラマ
その他コンテンツ
脚注
シリーズ一覧
- ^ 『F』(2000年)、『F.I.F』(2001年)、『PORTABLE』(2006年)、『SPIRITS』(2007年)、『WARS』(2009年)、『WORLD』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)、『CROSSRAYS』(2019年)
- ^ 『GC』『MX』(2004年)、『MX ポータブル』(2005年)、『XO』(2006年)、『A PORTABLE』『Z』(2008年)
注釈
- ^ 本名の読みを「たけむら たく」と書かれた資料もある[3]
出典
外部リンク